NASA=アメリカ航空宇宙局は、2020年代に実現を目指す小惑星の探査計画について、無人機を使って小惑星からつかんだ岩石を月の近くまで運んだうえで、別の宇宙船に乗った飛行士が近づいて調査を行うことなど、詳細な計画を発表しました。 そして、2020年代半ばまでに、有人宇宙船を打ち上げて探査機とドッキングさせ、宇宙飛行士が、移動させた岩石から直接、サンプルを採取するなど、さまざまな調査を行うとしています。 岩石を取る小惑星は、日本の小惑星探査機「はやぶさ」が着陸した、「イトカワ」など複数の候補が挙げられていて、2019年までに、決定するとしています。 当初は、直径10メートルほどの小惑星そのものを探査機で包みこんで、地球の近くまで運ぶ案も検討されましたが、実現性を考慮した結果、見送られたということです。 NASAは、この計画を通じて宇宙船の長距離飛行をさせる技術など、2030年代に目指す、火星