宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、ヤクルト本社と国際宇宙ステーション(ISS)を利用した共同研究を、4月から開始することで合意した。 共同研究は、ISSに長期滞在する宇宙飛行士を対象に、プロバイオティクス(ラクトバチルス カゼイ シロタ株)を継続摂取して、免疫機能や腸内環境に及ぼす効果を科学的に検証することを目標とする。プロバイオティクスの効果の宇宙環境で、どのように変化するかの研究につなげることを目指す。 ヤクルトがこれまでに培ってきた独自の腸内細菌研究ノウハウと、JAXAの宇宙医学生物学の知見、宇宙での実験技術を組み合わせた共同研究を行うことで、宇宙飛行士のパフォーマンスを最大限に発揮させるだけでなく、地上での応用も期待される「究極の予防医学」ともいわれる宇宙医学の発展に貢献していく。 共同研究の名称は、「閉鎖微小重力環境下におけるプロバイオティクスの継続摂取による免疫機能及び腸内環