陸域観測技術衛星「だいち2号」が観測した、御嶽山の噴火前(上)と噴火後の画像。中央(円内)に、新たにできた火口とみられるくぼみが確認できる(JAXA提供) 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、陸域観測技術衛星「だいち2号」で上空約630キロから撮影した、御嶽山の噴火後の様子をとらえた画像を公開した。28日に撮影した画像で、中央付近に、噴火でできた火口とみられる小さなくぼみが確認できる。 画像は、陸地に向けて照射した電波の反射データを分析する手法で取得した。この手法だと、噴煙や雲に視界が妨げられることがなく、鮮明な画像が得られるという。 JAXAは、噴火前の画像と比較すれば、詳細な地形の変化や火口の大きさなどが分析できるとしている。