ケレス、冥王星観測へ=米2探査機、3月と7月接近 準惑星ケレスに向かう米探査機ドーンの想像図。3月に近くに到着し、観測する予定(NASA提供) 米航空宇宙局(NASA)の探査機ドーンが3月6日ごろ、準惑星ケレス(セレス)付近に到着する見通しとなった。別の探査機ニューホライズンズは7月14日に冥王星に最接近する予定。地球の望遠鏡や天文衛星による観測では分からなかった姿が、初めて明らかになると期待される。 ケレスは火星と木星の間にある小惑星帯で最も大きい天体。2006年の国際天文学連合(IAU)総会で冥王星が惑星から準惑星に格下げされた際、一緒に準惑星に位置付けられた。 ドーンは07年に打ち上げられ、11〜12年に小惑星ベスタ(直径平均525キロ)に接近して観測した。ベスタは小惑星帯の中ではケレス(同950キロ)に次いで2番目に質量が大きい。 NASAの発表によると、ベスタはケレスより先
来年は「ロケットイヤー」=種子島5回、油井さん初飛行も 小惑星探査機「はやぶさ2」を搭載し、打ち上げられるH2Aロケット26号機=12月3日、鹿児島県・種子島宇宙センター 12月3日、小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げに沸いた鹿児島県・種子島宇宙センター。2015年はロケットの打ち上げが最大で5回予定されており、近年では06年の6回(うち種子島4回)以来の「ロケットイヤー」になりそうだ。 〔写真特集〕ロケット発射 リフトオフ! 種子島宇宙センターでは、15年1月29日に情報収集衛星(IGS)を搭載したH2Aロケット27号機の打ち上げを予定。IGSは3月までもう1機予定されている。 15年後半には、三菱重工業が海外の民間企業から初めて受注したカナダの通信放送衛星の打ち上げが実施される。衛星は重さ約5トンで、固体補助ロケット(SRB−A)を4本装備したH2Aの「204型」が9年ぶりに使わ
中国も新大型ロケット=米に対抗、30年までに開発 【北京時事】新華社電によると、中国の宇宙開発を進める国有企業「中国航天科技集団」の雷凡培会長は8日までに、運搬能力が100トン前後に及ぶ新たな大型ロケット開発に着手する方針を明らかにした。研究チームを発足させ、2030年ごろの初打ち上げを目指す。 30年代の火星有人探査を目指す米国が宇宙船とともに新型ロケット「SLS」を開発しており、中国の計画はこれに対抗する狙いがあるとみられる。 今後4、5年でエンジンや全体構造などの設計を進める。将来の大型探査機打ち上げや有人月面着陸を見据えている。(2014/12/08-16:31)2014/12/08-16:31
はやぶさ2打ち上げでPV共催=東京都国分寺市〔地域〕 「はやぶさ2」打ち上げを喜ぶ人々、左は阪本博士=3日午後、JR国分寺駅ビル9Fインドアガーデン内 ペンシルロケット発射実験が行われた「日本の宇宙開発発祥の地」とされる東京都国分寺市は、小惑星探査機「はやぶさ2」を載せたH2Aロケット打ち上げのパブリックビューイング(PV)をJR国分寺駅ビルと共催で行った。 PVに先立ち、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の元宇宙科学広報・普及主幹の阪本成一理学博士が、はやぶさ2のミッションやロケットの仕組みについてVTRで解説。参加者には、市が作製した特製パンフレットやはやぶさ2のペーパークラフト、JAXA提供のステッカーが配られた。 駅ビル9階のレストラン街の一角に設置されたスクリーンの前には、150人以上の市民が打ち上げの瞬間を見守った。午後1時22分、打ち上げとともに会場は大きな拍手に包まれた。
はやぶさ2、順調に飛行=打ち上げ後の作業完了−宇宙機構 小惑星探査機「はやぶさ2」の機能確認で、打ち上げ時の収納状態から長さ約1メートルに伸びた試料採取装置「サンプラーホーン」の先端部(写真中央)(宇宙航空研究開発機構提供) 宇宙航空研究開発機構は5日、鹿児島県・種子島宇宙センターから3日に打ち上げた小惑星探査機「はやぶさ2」について、姿勢制御装置の機能確認や、小惑星から試料を採取する筒状の「サンプラーホーン」の伸展など、打ち上げ直後の作業が正常に終わったと発表した。今後、約3カ月かけてイオンエンジンなど搭載機器の機能確認を進める。 宇宙機構によると、サンプラーホーンは、はやぶさ2の下部にあり、長さ約1メートル。打ち上げ時は約40センチに縮めて収納されていた。小惑星の表面に着陸する際、弾丸を発射して舞い上がった物質を筒の中に取り込み、帰還用カプセルに入れる。(2014/12/05-13:
大都市のCO2、衛星で観測=正確な排出把握に期待−環境省 【リマ時事】環境省は4日(日本時間同)、国立環境研究所などと共同開発した温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」を使って、世界の大都市などで人間の活動に基づく濃度の高い二酸化炭素(CO2)の観測に成功したと発表した。データの蓄積が進めば、各地のCO2排出量が正確に把握できる可能性があると期待している。 いぶきは、2009年に打ち上げられた世界初の温室ガス観測専用の衛星。今回、大都市などとその周辺地域のCO2濃度の差を解析することで、人間の活動に起因するCO2の排出量を算出した。その結果、09年6月〜12年12月の3年半に十分な観測データが得られた地域のうち、7カ所でCO2濃度が特に高いことが分かった。(2014/12/05-07:50)2014/12/05-07:50
「小舟で宇宙の大海原に」=6年の長旅、表情引き締め−責任者ら・はやぶさ2 小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げが成功し、記者会見する宇宙航空研究開発機構の国中均教授=3日午後、鹿児島県・種子島宇宙センター 小惑星探査機「はやぶさ2」のプロジェクトマネジャー(責任者)を務める宇宙航空研究開発機構(JAXA)の国中均教授らが3日夕、記者会見した。国中教授は「いい探査機を作り込んだと自負しているが、はやぶさ2はたった(重さ)600キロ。そんな小舟で宇宙という大海原に乗り出そうとしているのだから、厳しいこともあると思う」と表情を引き締めた。 10日間の打ち上げ可能期間の中で、天候悪化のため2回延期した。国中教授は「少しやきもきしたが、いい天候に恵まれ正確に軌道投入してもらった」とほっとした表情。平日にもかかわらず多数の見学者が打ち上げを見守ったことに、「はやぶさ2は大変恵まれたミッション。多くの
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