原因は制御プログラム=超音速機の実験失敗−JAXA 宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した無人超音速試験機(2013年5月、宇都宮市の富士重工業工場で撮影)。13年8月にスウェーデンで行った1回目の飛行実験失敗は、飛行制御プログラムが原因と発表された 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は25日、スウェーデンの実験場で昨年8月に行った無人超音速試験機の飛行実験が失敗したのは、機体の設計ミスや故障ではなく、コンピューターの飛行制御プログラムが原因だったと発表した。 試験機は衝撃波による爆音(ソニックブーム)が小さくなるよう設計されており、将来の「静かな超音速旅客機」の開発に役立てるのが目的。試験機はもう1機あり、JAXAはプログラムを改修して2回目の実験を目指す。 JAXAの吉田憲司マネジャーは記者会見で「今度は飛行が破綻しないようにし、低ソニックブームのデータを取らないといけない」と話