惑星大気の気象現象や惑星を取り巻く磁気圏が形成・維持され,時には大きく変動する仕組みを解明するためには,探査機を惑星に送って直接探査するとともに,望遠鏡による遠方からの連続的な観測が有力な手段です。しかし,地上からの観測では,地球大気の影響で紫外線などの光は吸収されて観測できませんし,観測機会は天候に大きく左右されてしまいます。 そこで私たちは,地球を周回する小型人工衛星を利用した,惑星観測専用の宇宙望遠鏡TOPS(Telescope Observatory for Planets on Small-satellite)の開発を進めています(図1)。望遠鏡の反射鏡は直径30cmとハッブル宇宙望遠鏡に比べれば超小型ですが,空気の影響がない宇宙環境を活かすと,紫外線から赤外線まであらゆる波長で,地上の大望遠鏡に匹敵する精細さで,天候や時間,季節の制約なく撮影することができます。 この計画が実現
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