全国の物価の先行指標となる1月の東京都区部の消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)は前年同月比0.2%上昇となった。伸び率は市場予想(0.3%上昇)を下回った。上昇は5カ月連続。総務省が28日発表した。 電気代や都市ガス代を中心にエネルギー価格の上昇が引き続き全体を押し上げた一方、宿泊料が前年同月比0.6%上昇と伸びが鈍化し、マイナス方向に寄与した。GoTo トラベル停止による押し上げの効果が一巡した宿泊料のプラス寄与度は0.01ポイントと、昨年12月の0.35ポイントから縮小した。 コアCPIは前年同月比0.2%上昇(ブルームバーグの予想中央値は0.3%上昇)-前月は0.5%上昇生鮮食品とエネルギーを除くコアコアCPIは0.7%低下(予想は0.7%低下)-前月は0.3%低下総合CPIは0.5%上昇(予想は0.5%上昇)-前月は0.8%上昇エコノミストの見方農林中金総合研究所の南武志主