「安倍は/やめろ」デモになじんだ日本語ラップ ところが、最近注目を集めているシールズや高校生のデモで存在感を見せたのはラップミュージックでした。安保法成立を受けて東京・渋谷で開かれた抗議イベントでは、シールズとラップグループのスチャダラパーの共演が話題に。 小沢健二さんと共作した94年のヒット曲「今夜はブギ-・バック」を披露し、シールズ中心メンバーの奥田愛基さんと共に、「♪民主主義ってなんだ」と呼びかけ、会場を盛り上げていました。 米国音楽史に詳しく、「文化系のためのヒップホップ入門」などの著作もある慶応大学の大和田俊之教授は「震災以降、原発批判を始めとした政治的メッセージを唱える日本語ラップが、ロック以上に数多く生まれ、実は、この手の運動との親和性が非常に高い」と話します。 その上で、大和田教授は「安倍は/やめろ」のコールが二拍三連になっている点に着目。これは、2014年にヒップホップの