タグ

ブックマーク / akihitok.typepad.jp (15)

  • 科学ニュースはいかに誤解されて伝わるか?

    いや、これは気で自戒を込めてなのですが……科学的な研究結果や調査結果が、メディアを通じて伝わっていくうちにどのように誤解されてしまうか、というマンガです(via Neatorama): ■ PHD Comics: Science News Cycle スタート地点から、簡単に訳しておきましょう: 君が研究する。「結論:Cを前提とし、Dという状況であると仮定した上で、Eという条件下では、AとBには相関関係が見られる(p=0.56)」 ……これが翻訳されて…… 大学の広報部がリリースを出す。「AとBの間に潜在的な関係があることが確認された(ある一定の条件下で)」 ……これがピックアップされて…… 通信社がニュースを配信する。「AがBを起こす、科学者が発表」 ……これが読まれて…… ネットで話題になる。「XXブログ『科学者達がまた我々を殺そうとしてる!』コメント『何だって?そうだと思ってた!!

    科学ニュースはいかに誤解されて伝わるか?
    jackal0903
    jackal0903 2009/06/01
    Cを前提とし、Dという状況であると仮定した上で、Eという条件下では
  • 数字の文脈に気をつけるということ

    最近も弾さんのエントリで取り上げられていた『不透明な時代を見抜く「統計思考力」』が話題になったように、「数字を読む力」の重要性は繰り返し指摘され、その度に「そうだよねー」という反応が起こりますよね。確かにそれはその通りで、統計等を学ぶのは非常に大切だと思うのですが、もう1つ忘れてならないのは「数字の文脈に気をつける」ということではないでしょうか。 例えば、 ■ 新型インフル、国内の感染者341人に 増加ペースは鈍化 (NIKKEI NET) 新型インフルエンザに感染したことが確認された患者は24日、大阪府で1人、兵庫県で2人増えた。国内の感染者は検疫段階の5人と合わせて、7都府県で計341人で、増加のペースは鈍化した。 という数字はどう読むべきなのでしょうか。数字だけ見れば、「日経の言う通り。感染のペースは弱まってきており、もう騒ぐ必要はない」とも考えられるのですが…… そもそも日はイン

    jackal0903
    jackal0903 2009/05/28
    「この数字の情報をココが発信することのメリット、デメリットは?」文脈が違えば引き出される結論も大きく異なってきます数字には様々なバイアスが加わっていきます。
  • 「いま読んでる記事」を Twitter に流せる"BlogRollr"

    えーと、以前似たようなサービスを見かけたことがあるような気がするのですが、久しぶりにウェブサービスの紹介など。「いまどんなウェブサイトを読んでる?」を Twitter に流してくれるサービスです: ■ BlogRollr Firefox のエクステンションを使用したサービス。インストールすると、Firefox 上で閲覧したページを把握し、「最近見たページ」および「直近一週間で閲覧頻度が高いサイト」をリスト化してくれます。またその情報を Twitter に、もしくはブログのウィジェットとして流すことも可能。例えば僕が作ったアカウントでウィジェットを貼ってみると、こんな感じ: まぁ内容については気にしないで下さい(笑)。対象となるのはRSSを配信しているサイト全てになるのですが、もちろん「このサイトを見ていることは知らせたくない」というものについてはブロックすることができます(ブラックリストに

    「いま読んでる記事」を Twitter に流せる"BlogRollr"
  • 生き物たちはアロメトリーがお好き

    弾さんの 404 Blog Not Found を読んでいたら、「アロメトリー」という言葉が出て来たので反応。中身は全然関係ないのですが(すみません)。 ***** 『生き物たちは3/4が好き 多様な生物界を支配する単純な法則』というを読んでいます。お手軽科学エッセイ集のようなタイトルですが、中身は硬派で、表題にある「3/4が好き」という表現は代謝率のアロメトリーに関係したもの。と、ここまでで『ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学』を連想された方は正解。同書でも紹介されていた「3/4乗則」を解説するのが中心テーマの1つとなっています。 生物が1日に必要とするエネルギーの量は、体が大きくなったとしてもそれと同じペースでは増えない――つまりネズミが1日に自分の体重分の料を必要としているからといって、ゾウも自分の体重分の料を必要とすることはなく、ずっと少ない量で大丈夫というのが代謝率と

    jackal0903
    jackal0903 2009/02/19
    「3/4が好き」という表現は代謝率のアロメトリーに関係したもの。
  • 『コルテオ』と『ZED』、どちらを観る?

    というわけで、昨夜はユニクロの『THE COLOR SHOW TOKYO』にお招きいただき、シルク・ドゥ・ソレイユのサーカス『コルテオ』を観てきました。シルク・ドゥ・ソレイユのパフォーマンスを観るのは、昨年12月の『ZED』に続いてこれが2回目。前回は自費で、今回はお招きでの鑑賞となりましたが、せっかくなので「ZEDも観たいけど、コルテオと迷っている」という方のために見どころなどを紹介しておきたいと思います。 【全体的に】 いきなり全体で恐縮ですが。個人的に舞台を観たり、ライブの音楽や人の歌声を聴くのが大好きなので、今回の『コルテオ』も非常に楽しめました。『ZED』同様、『コルテオ』もアクロバットに合わせて音楽と歌がライブで披露され(録音だとパフォーマーとの呼吸が合わなくなる危険があるわけですね)、しかも単なるBGMに留まらない程のクオリティの高さ。演目と音楽と歌が一体となって、他に類のな

    『コルテオ』と『ZED』、どちらを観る?
  • なぜ日本人は進化論を信じられるのか

    ■ ダーウィンの進化論、米国人で信じているのは40% (AFPBB News) を読んで。別に米国人の知識レベルが低いだとか、日人がその逆だとか言うつもりはなくて、以前読んだセス・ゴディンのエントリを思い出しました: ■ Gravity is just a theory (Seth Godin's Blog) 進化論と重力。どちらも素人にとっては「科学者がそう言っているから」信じられるというレベルの知識ですが、なぜ重力は誰もが受け入れていて、進化論は(少なくとも米国では)そうではないのか。セスはマーケティングの専門家なので、この問題についてもマーケティングの側面から説明を試みています: 1. いまから売り込もうとしている「物語」が、以前から信じられていた「物語」を捨て去らないといけない場合、売り込みは大変になる。 「なぜ多種多様な生物がいるのか」という問題に対し、米国には既に「聖書」とい

    jackal0903
    jackal0903 2009/02/17
    進化はごくゆっくりで人間が実感難しい。重力はリンゴが落ちるを見るだけ。既に聖書と答えがあった。重力ha解釈を与えるだけ。既存のストーリーをウソだと言うよりも補うように。 証拠は鮮明に。落ちるリンゴのように
  • Flickr をシンプルに"I Hardly Know Her"

    単純ですが良いサービス。Flickr にアップしている画像を、ミニマルなレイアウトで見せてくれるというサービスです(via swissmiss): ■ I Hardly Know Her 「彼女のこと、ほとんど知らない」という変った名前が付けられたサービスですが、内容は簡単です。上のスクリーンショットでお分かりの通り、Flickr 上のデータから画像だけ抜き出して並べてくれるというもの(上に出ているのは1枚だけですが、実際には下にズラズラと並んでいます)。また横に出ているメタデータも普段は表示されておらず、個々の画像の上にカーソルを合わせた場合のみ現れるようになっています。 使い方は簡単で、http://ihardlyknowher.com/ というURLの次に Flickr のIDを続けるだけ。例えば僕のアカウントだと次のようになりますので、実際にご覧下さいませ: http://ihar

    Flickr をシンプルに"I Hardly Know Her"
  • ソニー社員に聞きました。「購入した自社製品が予定より早く壊れてがっかりしたことがありますか?」

    今日ネタにした、『週刊東洋経済』の2009年1/31号ですが。実は第2特集が「崖っ縁のソニー」となっていて、文字通りソニーの窮状についてレポートする内容となっています。 で、その中に「ソニー品質センターが2008年10月、世界の社員1万0226人を対象に行った意識調査の結果」なるもの(東洋経済の言葉を信じれば、「中鉢社長による社内ミーティング資料」を同誌が独自に手に入れて確認したとのこと)の抜粋が紹介されているのですが、こんな部分があります: Q2 購入したソニー製品が予定より早く壊れてがっかりしたことがありますか? 何度もある 11% ある 49% 時々ある 25% まったくない 15% ソニー製品を買ったことがない 1% 「何度もある」から「時々ある」を合わせれば、実に8割超の社員が「がっかり」を経験したという結果に。もちろん社員だから厳しい目を持っている(ウチの製品ならもっと長持ちす

    jackal0903
    jackal0903 2009/01/28
    一部で「ソニー製品が20年以上も持つかよ」というシニカルな意見が出ていました。
  • 「ネットが放送を食う?まったくのナンセンスだ」

    今週の『週刊東洋経済』(2009年1/31号)は必見かも。特集のタイトルは「テレビ・新聞陥落!」となっていますが、テレビ・新聞に限らず、ネットやケータイ関連のメディア・広告の現状も解説されていて興味深いです。しかもみんな大好き(笑)池田信夫教授が、「新聞・テレビ陥落で始まる『ローコストメディア』の時代」という論文も寄稿してるよ! それはさておき、日テレビ放送網の氏家齋一郎氏に対するインタビューも掲載されているのですが、その中にこんな発言があります: ――インターネットの台頭も大きな構造変化ではないですか。 それは違う。多くの人が誤解しているが、インターネットはしょせんハード。問題は、そこにどういうソフトを流すか、だ。たとえばニュース番組。そのソフトの価値を決めるのは、ニュースを集めて選択して価値判断して流す主体が誰なのか、ということ。読売でいえば150年新聞をつくってきた信用であり、その

    jackal0903
    jackal0903 2009/01/26
    テレビがラジオを駆逐しなかったように、ネットによってテレビが無くなってしまうことはないでしょう。
  • 体験と疑似体験

    しつこくてすみませんが、ハンディカムの"Cam with me"の話の続き。 前回も述べた通り、この広告は「20代から30代の男性、独身もしくは結婚したばかりで、結婚や子育てを意識し始めた頃の人々」に一番刺さっているような印象を受けています。繰り返しますが、だからと言ってそれをバカにしたり、子育てしてるヤツには響かねーよとか言うつもりは全くありません。ただ「僕にはまだ子供はいないけど、娘が生まれたらこんな風に感じるんだろうなーって感動しました」という感じのコメントが非常に多かったので、ちょっと興味を惹かれている次第です。 で、自分と自分の奥さんに刺さらなかったのはなぜなんだろう?と考えたときに、心に浮かんだポイントはこんな感じ 既に子育てしているので(しかも娘を)、広告と現実とのギャップを感じた。 特に奥さんの場合、「自分がこんな風に撮られていたら」という見方をするわけで、「年頃を過ぎてか

    jackal0903
    jackal0903 2009/01/21
    「体験」と「疑似体験」が衝突。興味持ってもらうこと、楽しい部分だけを切り出したり増幅したり。体験してる人から「違う」と非難を受けることを恐れず伝えたいエッセンスを思い切りコラージュしてしまう勇気が必要。
  • 不正に巻き込む広告

    インタラクティブな広告というのはネット上では当たり前の話になっていますが、印刷物でもこんな工夫ができるということで。読者に不正の片棒を担がせてしまうという、恐ろしい広告です: ■ ACB (ANTI CORRUPTION BUREAU): Money (Ad of Da Month.com) インドの雑誌に掲載された広告。もちろん印刷物なので、当に不正に巻き込んでしまうわけではないのですが…… ご覧の通り、ちょうどページをめくる際に指を起きそうな位置にお札(インドなのでルピー紙幣)を描いておき、読者が差し出されたワイロを受け取ってしまったかのような印象を与えるという手法。広告が訴えたいのはもちろん「不正を根絶しよう」というメッセージです。 仮にこれがネット広告だったとすると、バナー広告上にナゾの白い封筒が表示されて、「何だろう?」と思ってクリックすると中からお札が――という取り立てて変わ

    不正に巻き込む広告
    jackal0903
    jackal0903 2009/01/04
    雑誌上に描かれたものとはいえ本物そっくりの紙幣を、自分の手で触ってしまったというインパクトを与えられる
  • セクシャルな広告を、女性にも受け入れてもらうには?

    *** このエントリが非常に不快であるとのコメントをいただきました。不愉快な気分にさせてしまった方、大変申し訳ありませんでした。消すのは違う意味で問題になりますので、このまま掲載しますが、性的な内容を不快に思われるかたは読み進めないで下さい。 念のため、このエントリには「性的な広告をどんどん出せ」という意図はないことを名言明言させて下さい。しかし冗談半分で配慮の足りない内容になってしまったこと、重ねてお詫びいたします。 *** 大晦日なのに、政治的な話や下ネタといった記事ばかりで何だかなぁなのですが…… 下着や水着を売っているわけではないのに、やたらセクシーで露出度が高い美女が登場する広告。テレビや雑誌に目を向ければ、そんなのいくらでも見つけることができるわけですが、当然ながら視線を集める力が抜群にあるわけですね。しかしその効果があるのは男性に対してであって、女性に対してはむしろ逆効果にな

    セクシャルな広告を、女性にも受け入れてもらうには?
    jackal0903
    jackal0903 2009/01/01
    性的関係を正当化できるような献身的な姿勢、またそういった姿勢を表すものがあれば、性的な表現は女性にとっても受け入れられるものになる
  • 「クラウドコンピューティング≒コンビニ」論

    まだ考えをまとめていないので、なんとなーくの話で聞いていただければと。 「クラウドコンピューティング」という概念を説明する時に、何にたとえたら良いだろうと考えていたのですが、「コンビニエンスストアのようなもの」という比喩はどうでしょうか。 かつて朝を作るには、材に加えて、包丁やまな板、炊飯器、冷蔵庫といった様々な道具が家にあることが必須でした。しかしコンビニでお弁当を売るようになったので、こうした道具を家に揃えて置かなくても大丈夫になりました。しかも料理の仕方やお米の炊き方を知らなくても大丈夫です。 かつてデジカメで撮った写真をプリントアウトしたければ、PCとプリンタを買い、セットアップし、データを出力する必要がありました。しかしコンビニに出力端末が置かれるようになったので、こうした道具を揃えて置かなくても大丈夫になりました。しかもプリンタのセットアップの仕方やPCの使い方を知らなくて

    jackal0903
    jackal0903 2008/11/12
    何も言わずにユーザーのニーズを察知して品揃えしてくれると共に、新発売の商品もいち早く取り揃えてくれる「コンビニモデル」こそクラウドコンピューティングの目指すべき方向とも言えるかも。
  • 動物園を日常に

    たとえどんなに素晴らしいモノ/サービスであったとしても、消費者にその存在を知ってもらい、適切なタイミングで思い出してもらわなければお金を稼ぐことはできません。そのためには様々な形で宣伝活動をしなければいけないわけですが、ある動物園がユニークなアイデアを思いついたそうです: ■ KYIV ZOO (adgoodness) ウクライナになるキエフ動物園(Kyiv Zoo)が行った宣伝活動について。百聞は一見にしかず、ということで、何はともあれ写真をご覧下さい: ご覧の通り、階段の手すりをニシキヘビの模様にして、ついでに触り心地も再現してしまったそうです。「何これ?」と思わせて、「物をご覧になりたければ動物園へどうぞ」というわけですね。そう言われてみれば、確かに長い階段の手すりって、巨大なニシキヘビを彷彿とさせます(テレビでしか見たことないけど)。 実はキエフでは、子供を動物園に連れて行くとい

    動物園を日常に
    jackal0903
    jackal0903 2008/11/10
    たとえどんなに素晴らしいモノ/サービスであったとしても、消費者にその存在を知ってもらい、適切なタイミングで思い出してもらわなければお金を稼ぐことはできません。階段の手すりをニシキヘビの模様に
  • メディアリテラシーとしての『数字センス』

    技術評論社の方からを3冊いただいたのですが、その中の1つ『問題は「数字センス」で8割解決する』を読了したので書評っぽいことを。 この、「会計は読んだ。で、目の前の仕事にどう役立つの?……数字を味方にすれば、仕事の問題はもっと解決しやすくなる!」という売り文句が書かれているように、基的には仕事術という観点で書かれたもの。会計的な問題を取り上げるだけでなく、テストやスケジューリングの重要性などにも話が及びます。そういった点ももちろん有益なのですが、どちらかと言うと社会人1年生向けといった感じで、ネットでライフハック系の記事を日々読まれている方には新鮮味は少ないかなと感じました。 一方でこの、メディアリテラシーを養うものとして位置付けても良いかもしれません。自分自身、よく騙されてしまうのですが、数字は決して客観的なものではありません。例えば、このでもサンプルとして登場するのですが、

    jackal0903
    jackal0903 2008/10/26
    メディアリテラシーを養う「負債20兆円の会社」とはトヨタのことであり、三菱自動車と比較「○○は全米初日記録No.1達成!」といった「No.1になる数字」を無理矢理でも引っ張ってこよう、など
  • 1