Linuxの普及促進団体OSDL(Open Source Development Labs)は8月9日(現地時間),パテント・コモンズ・プロジェクトを開始すると発表した。オープンソース・ソフトウエアに対し開放された特許(パテント)を集めて共有財(コモンズ)とする。 「ソフトウエア特許はオープンソース・ソフトウエアへのの巨大な潜在的な脅威」(Linus Torvalds氏)。パテント・コモンズを形成することで,特許がオープンソース・ソフトウエアの開発や普及を妨げることを防止することが狙い。 「我々の目標は,オープンソース・ソフトウエアに対し特許を開放したいと考えている企業や個人が,それをより簡単にできるようにすること」(OSDL CEO Stuart Cohen氏)。パテント・コモンズ・プロジェクトでは,企業がオープンソース・ソフトウエアに対して行使しないことを確認した特許を,企業の誓約書と
求む女性開発者! オープンソースではわずか2%に過ぎない:O'Reilly Open Source Convention オープンソースソフトウェアプロジェクトに取り組むデベロッパーのうち女性はわずか2%に過ぎない。O'Reilly Open Source Conventionのパネルディスカッションでは女性参加促進に向けた討議が行われた。(IDG) オープンソースソフトウェアプロジェクトに取り組むデベロッパーのうち女性はわずか2%に過ぎない。既にオープンソースムーブメントに関与している女性たちは、この数字が高まることを望んでいる。 こうした問題がパネルディスカッションの場で提起されたのは、先週オレゴン州ポートランドで行われた第7回 O'Reilly Open Source Conventionの最終日のことだった。2%という数字は幾つかの大学や私的な調査から取りまとめたものだという。固有
O'ReillyのOSCON(オープンソース会議)は、2日間にわたるチュートリアルが終わり、3日(水)から本格的なセッションが始まった。そして、オープンソース・ソフトウェアの開発と使用に対する幾つかの独自の姿勢にスポットライトが当てられた。その1つが、OpenSolarisとLinuxを比較するときには、イデオロギーを争点とするのではなく、技術面に基づいて比較すべきだとのSunの主張である。 Sunの社長兼COO(最高執行責任者)であるジョナサン・シュワルツ氏の主張によると、同社が最近Solarisをオープンソース化したことにより、コミュニティーにおける競争が活性化され、選択肢も広がったという。また、イデオロギー的な違いを越えて、OpenSolarisとLinuxは比較に値するという。「両者を比較してみましょう。もはや、社会的ムーブメントを伴った競争というのは争点ではありません。競争につい
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オレゴンはオープンソース技術者の新しい聖地か? Web技術の次のトレンドを知るにはどうしたらいいか--最先端で活躍する人たちの意見に耳を傾けたらいい。そうした最先端IT技術に卓越した人物、通称「アルファ・ギーク」と呼ばれる人々が集まるのが、現在米オレゴン州ポートランドで開催されているオープンソース技術に関するカンファレンス「Open Source Convention 2005(OSCON 2005)」だ。 OSCONは、技術書出版で有名な米O'Reillyの主催で毎年開催されるイベントで、分野別に技術セッションが用意され、業界の技術リーダーたちがプレゼンターとなって最新技術の紹介が行われる。技術セッション自体の濃さもさることながら、世界中から集まったオープンソース技術者が一同に会して情報交換を行う場としての魅力もある。 OSCONは、すでに10年近く開催され続けている歴史あるイベントでも
Amazon and Open Source (and Open Data) Amazon が Perl というネタをちょろっと先日の AWS 記事に書いてみたところ意外と知らなかった方が多いみたいで反響の大きさにちょっと驚いている次第。 Tim O'Reilly が Perl の話をするときにはいつも Amazon の話を出しています。 O'Reilly: Amazon and Open Source Open source has been a key part of the Amazon story. Linux on commodity hardware has allowed amazon.com to cut its costs by an order of magnitude since it launched, and it is a heavy user of Perl,
ワイズノットは8月1日,「オープンソース・コミュニティ支援プログラム」を開始した。同プログラムは,オープンソース・ソフトウエアを開発しているコミュニティに対し,同社が運営しているレンタル・サーバーを無償提供するもの。 同プログラムでは,そのほかにも,オープンソースの普及促進につながるコミュニティ活動の支援を行っていくという。 ワイズノットはオープンソース・ソフトウエアを専門とする企業。PHPやMySQL,XOOPS,osCommerceなどのオープンソース・ソフトエウアを利用したシステム構築や製品開発,教育研修などを行っている。オープンソース・コミュニティ支援プログラムは,同社の教育研修部門オープンソース・ユニバーシティの研究部署であるオープンソース研究所が担当する。
オープンソース・ソフトウエアを支える重要な要素として「コミュニティ」が挙げられる。しかし,コミュニティというと,ともすると限定的な人たちの閉鎖的なグループととらえられがちで,近寄りがたい雰囲気を感じるという声も耳にする。 これまで本コラムではコミュニティ活動の重要性や,活動報告などを行ってきたが,今回はコミュニティ活動の裏側(?)について少しご紹介したい。コミュニティは閉鎖的なサークルではない。むしろビジネス感覚を磨くのにもってこいの場なのだ。 コミュニティを会社組織に例えると コミュニティはこうあるべきだ,というルールがあるわけではなく,その形態も多種多様だが,例えて言うならばコミュニティというの一種の会社組織であると考えると分かりやすい。オープンソース・ソフトウエアが発展するには,開発が進展することと,普及し利用が広がることの二つの面が必要となるが,まだ新しい,小さいコミュニティの場合
米Evans Dataは,オープンソースの利用に関する調査結果を米国時間7月25日に発表した。それによると,アジア太平洋地域(APAC)では,「来年はオープンソースの導入を増やす」と答えた開発者が47%にのぼっており,北米開発者の同様の回答(25%)を大幅に上回った。 一方,「今後12カ月でオープンソースの導入を減らす」と答えたアジア太平洋地域の開発者はわずか4%だった。 オープンソース・コミュニティについて,「これまで以上に貢献する」という開発者は,アジア太平洋地域で44%,北米が32%。「ミッション・クリティカルな導入にLinuxを利用する可能性がある」とする開発者は,アジア太平洋地域が70%,北米が57%だった。 またEvans Data社アナリストのSteve Fullmer氏によると,Javaを利用する開発者と,オープンソース・ソフトウエア・モジュールの開発向け使用には直接的な相
先日,米Sun Microsystemsの共同設立者であるBill Joy氏が米SpikeSourceの取締役会に加わったというニュースがあった(関連記事)。Joy氏はSun社の元チーフ・サイエンティスト。SPARCの設計やSolaris,Javaの開発などで重要な役割を果たした人物。SpikeSource社はオープンソース・ソフトのサービス・ベンダーで,米Oracleで社長/COOを務めたRay Lane氏が2003年に共同設立した会社だ。SpikeSource社はほかにもビッグネームを揃えており,米メディアにも頻繁に登場している華やかな企業だ。 オープンソースのビジネスモデルについては,その将来を悲観する見方もあるが,米国では少し事情が違うようだ。大物が続々と参加しており,大手ベンチャー・キャピタルも積極的に投資を行っている。果たしてそんなに大きなビジネスチャンスがあるのだろうか。今回
オープンソースムーブメントが勢いを得ている今日では、Martin Taylorの仕事をうらやましがる人間は少ないかもしれない。 Taylorは、Microsoftのプラットフォーム戦略担当ゼネラルマネージャとして、Microsoftへの反感に対処しながら、同社製品の魅力を伝えている。状況は厳しいが、Taylorは相変わらず、オープンソースソフトウェアよりもMicrosoft製品のほうが顧客に大きなメリットをもたらすと確信しているようだ。 Taylorによれば、Linuxなどのオープンソースツールを試験的に導入した企業の間では、導入以前に考えていたよりもコストがかかるとの認識が広がり始めているという。 「Linux人気が急速に高まった結果、よい情報だけが先走り、所有コスト、信頼性、セキュリティといった実際的な問題は後回しになる傾向があった」とTaylorはいう。「しかし、Linuxの導入から
・まず本家原理主義。日本のユーザーコミュニティはあくまで亜流 ・亜流故に妙に独自主義 ・コミュニティが分断されている ・開発コミュニティとユーザーコミュニティが悪い意味で分断されている。コミュニティとはあまり関係なく、個人が本家にフィードバックするだけで、悪くすればローカライズに特化した組織になるか、ユーザー間の交流会止まり。集団化すりゃいい、という問題でもないがコミュニティでしかできないことを日本のOSSコミュニティが提供できているか、というとそういうわけでもなさそう ・日本なんとか会(法人組織)の排他性。中間法人格などを取得していても、組織の運営実態がイマイチ把握できない。ディスクロジャーの欠如、法人協賛会員への過度の財政的依存、役員選定基準の不明確さなど一見して誰のための何の組織なのか理解不能。しかも、コミュニティとの繋がりが希薄なので、情報を求めにきたビジターは肩透かしを食らう。一
Sun Microsystemsは米国時間13日、同社のシングルサインオン製品「Java Access Manager」のソースコードの一部を、オープンソース開発コミュニティに提供する予定があることを発表した。 Sun Microsystemsの複数の関係者によれば、同社は「Open Web Single Sign-On(Open SSO)」と呼ばれる新たなプロジェクトの一環として、ウェブ認証およびウェブシングルサインオン技術のソースコードを公開するという。また、「Sun Java System Web Server」および「Sun Java System Application Server」のソフトウェア技術も同時に提供する予定だと、同関係者らは話している。 ウェブシングルサインオンは、ユーザーが1組の認証情報を使用して複数のウェブアプリケーションにログインできるようにし、組織のパスワ
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