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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (61)

  • エジプトの次は中国、にはならない理由

    よくできた構造 中国でも抗議デモは起きるが、怒りの矛先は政府に向かない (2010年10月、湖北省武漢市で起きた反日デモ)Reuters チュニジア、エジプトと中東諸国では反政府デモと騒乱の嵐が吹き荒れているが、同じような事態が中国に飛び火する可能性はあるか? 端的に言って、可能性はほとんどなさそうだ。理由は2つある。 1つ目は、中国は一党独裁体制ではあるが、国民1人当たりの所得や商品・サービスの購買力、教育の機会など、暮らしの豊かさを示すデータは総じてよくなっている。腐敗した役人やばかげた法律、不公平な政策に対する皮肉や(個人的な)不満を口にしつつも、中国の人々は前進しようと必死だ。そして実際に多くの人が成果を上げている。 先行きが不透明な不動産市場や欠陥だらけの医療システムに対するストレスはあるが、胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席を非難したりはしない(むしろ怒りは地方政府に向けられる)

    jiaozi
    jiaozi 2011/02/02
    政治システムが伝統的に官僚型だから、ってのもあるかも▼エジプト等では労働市場の荒廃が全ての原因。中国も今後の成長に不安はあるが、同様のマグマが溜まっている国はもっと他にあり、少なくとも「次」ではない。
  • 革命が脱宗教だった欧州のプロセスはどうして普遍的にならないのか?

    週末に、メトロポリタン歌劇場でプッチーニの『トスカ』を観る機会がありました。イタリアオペラを代表すると言っても過言ではないこの作品ですが、内容は「恋と殺人、革命と流血」を題材とした演歌調のメロドラマであり、通俗なストーリーとメロディーが満載のエンターテインメントに他なりません。ですが、非常に難しい歌唱を要求する作曲技法のために、実際に演奏されると素晴らしい芸術に昇華してしまう魔法のような音楽だとも言えます。今回は表題役がソンドラ・ラドヴァノスキー、相手の画家カルバドッシがマルセロ・アルヴァレスという発展途上の歌手だったのですが、私は十分に楽しみました。 ただ、オペラが進行する中で、同時進行形で進んでいるエジプトでの反政府運動の行方がどうしても気になったのも事実です。『トスカ』は、1900年の作曲で、この時点では既にサルジニア王国を主体としたイタリア統一が終わっており、独立革命が正統となった

    jiaozi
    jiaozi 2011/02/02
    キリスト教とイスラム教が同じ一神教であることからアナロジーで考えようとしてしまうのはわかるんだが、仏教その他の汎神的宗教の影響が濃い東アジア等では、どちらのプロセスも感覚的に共感しがたいものがあるな。
  • 小国からも領土を分捕る中国の膨張主義

    中央アジアのタジキスタンが隣接する領土の一部を中国に引き渡すことで合意した。ワシントン・ポスト紙は以下のように伝えている。 タジキスタン議会は12日、ほとんど住民が暮らしていないパミール高原の土地約1000平方キロを放棄すると議決した。この土地に何人が暮らしているか、現時点で情報はない。 野党・イスラム復興党のムヒッディーン・カビリ党首は、領土の放棄は違憲でタジキスタン外交的敗北を意味していると非難した。しかしハムラーファン・ザリフィ外相に言わせれば、今回の決定はタジキスタン側の勝利だ。なぜなら中国が当初は2万8000平方キロ以上の領有権を主張していたからだ。 この領土問題は、タジキスタンが帝政ロシアの一部だった19世紀にまでさかのぼる。 広大な国土の中国が、67分の1の大きさのタジキスタンと領土争いをするのは了見が小さいように思えるが、小さな土地でもその意味は大きい。パミール高原はアフガ

    jiaozi
    jiaozi 2011/01/13
    タジキスタンは西トルキスタンの一国。現ウイグル自治区の東トルキスタンの人々に「テュルク人」という意識が広まれば、独立に繋がりかねない。それ位なら西トルキスタンも飲み込んでしまえ、という意図にも思える。
  • 銃乱射で勢いづく銃支持派の狂った論理

    混乱の現場 銃乱射の事件現場からドクターヘリへと被害者を運ぶ人々(1月8日、アリゾナ州トゥーソン) Reuters アリゾナ州トゥーソン郊外で起きた銃乱射事件の教訓を生かし、アメリカは銃規制を厳格化すべきだろうか──まさか! 個人が銃器を持つ権利を保障した憲法修正第2条を支持する人々は、銃乱射事件をそんなふうには捉えていない。銃を手にして乱射事件を引き起こすイカれた奴らに立ち向かうためには、こっちもますます銃を増やして彼らを止めなければならい、というわけだ。 91年にテキサス州キリーンのレストランで発生した銃乱射事件では、23人が死亡。店の客の1人は銃を持ち合わせていたものの、「馬鹿げた法規制のせいで」店内に持ち込めず、外の車に置きっぱなしになっていた。 バージニア工科大学での07年の銃乱射事件では、32人が死亡。学内に銃を持ち込んではいけないという大学の「バカ正直な」決まりのせいで、教室

    jiaozi
    jiaozi 2011/01/13
    秋田の弁護士刺殺事件(警官が誤認して取り押さえた隙に刺殺 id:entry:28046911)を思い出す。自己防衛が銃所持の名目なら、射出式スタンガンにでもすればいいのに。
  • スーダン南部、独立後の国名も重要

    国のブランディングに関する専門サイト「ネーション・ブランディング」のアンドレアス・マルケシニスは興味深い質問を投げかけている。今週にもスーダンから独立して誕生するはずの新しい国家が何という名前になるのか、だ。 一つの可能性は「新スーダン」だが、この国名では、国際社会から「ならず者国家」と見なさている元のスーダンを連想させてしまうという反対意見も多い。何の影響力も持たない弱小新国家が、元のスーダンと新スーダンの違いを世界の人々にわからせるには長い歳月を要するだろう。 世界には、いまだに韓国北朝鮮を混同していて、どっちがならず者のほうだったかを思い出せない人もたくさんいるぐらいだ。スーダンという言葉を含むいかなる国名もマイナスのほうが多いのでは、と当事者たちは懸念する。 同じ理由で、スーダン南部の人々のほとんどがやはり好きになれないのが「南スーダン」という国名だ。これでは、南スーダンはいまだ

    jiaozi
    jiaozi 2011/01/12
    ”いまだに韓国と北朝鮮を混同していて、どっちがならず者のほうだったかを思い出せない人”どこのサラ・ペイリンですか。▼分離の経緯としては、マレーシアとシンガポールに近いのかな。これで落ち着けばいいが。
  • 就活のミスマッチをもたらす「日本的雇用慣行」という幻想

    大学3年生の就職活動は、年明けがもう番だ。昨年は大学生の就職内定率が6割を切り、今年はそれを下回ることが確実といわれている。その元凶は、よくいわれる新卒一括採用だが、これに怒ったりデモをしたりしてもしょうがない。それは日の古い雇用慣行の結果であり、原因を変えないで結果を変えることはできない。 採用を新卒だけに限って人事部が一括採用するのは、日だけの奇妙な雇用慣行である。かつては韓国にも似たような慣行があったが、アジア経済危機のあと終身雇用も年功序列もなくなったといわれている。普通の国では、むしろ経験者が優先され、新卒はインターンのような形で採用することが多い。採用するのも職場のボスなので、何ができるかという専門能力が大事で、仕事がなくなったら解雇するのが当たり前だ。 ところが日では解雇が困難なので、正社員の採用は非常にリスクの高い投資である。大企業の大卒総合職の生涯賃金は約3億円、

    就活のミスマッチをもたらす「日本的雇用慣行」という幻想
    jiaozi
    jiaozi 2011/01/07
    ”就職サイトの最大手「リクナビ」の掲載料は4週間で100万円、年間9回で1000万円というのが相場”ほー。
  • 「集団自殺」に突き進む日本人

    英経済誌エコノミストが「自発的な人類絶滅」に関する刺激的なエッセイを掲載したのは、1998年末のこと。「問題は(人類が)滅亡するかどうかではなく、それがいつ起きるかだ」という警告は衝撃的だった。 世界の大半の国はこんな警告を受け流した。だが、日政府だけは密かにこの運命を恐れているのではないか。私は1年半ほど前に移民の受け入れを拒む日の実態について書いたことがあるが、ニューヨーク・タイムズ紙も1月2日、高い技能をもつ外国人さえ受け入れようとしない現状を報じている。一言で言って、状況は1年半前と変わっていない。 高齢化に伴い、労働人口の減少が差し迫っているにもかかわらず、日は移民に門戸を開こうとしていない。政府の政策は正反対で、小さな利益団体を保護する一方、国内の大学・大学院で学ぶ留学生や外国人労働者が自国に戻るよう積極的に働きかけている。 2009年には、政府が統計を取っている半世紀間

    jiaozi
    jiaozi 2011/01/07
    ヨーロッパ各国が今まさに移民排斥問題で揉めまくっている時に言われてもねぇ…。
  • スカイツリーは東京衰退のシンボルだ | TOKYO EYE | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    今週のコラムニスト:レジス・アルノー パリにモンパルナス・タワーが完成したのは1972年。フランスで一番高い超高層ビルとして、街の中心部に誕生した。この建物は当時、現代化への道をひた走る「新生フランス」をリードする「新生パリ」のエスプリのシンボルして期待された。それは「ほかの先進工業諸国に遅れを取るものか」という意思表示だった。 だがその外観はといえば、六木ヒルズよりはややマシという程度の醜悪さ。時とともに、モンパルナス・タワーは大きな過ちだったことが明らかになってきた。パリの景観を壊しているのだ。 パリは歴史的に「平ら」な都市だ。太陽の光はまっすぐ地面に届き、木々はすくすくと育つ。たちの悪い旅行会社にそそのかされでもしない限り、モンパルナス・タワーを訪れる日人観光客などいないだろう。パリにはこんなジョークもあるくらいだ。「パリで最も美しい景色は、モンパルナス・タワーからの眺め。なぜか

    スカイツリーは東京衰退のシンボルだ | TOKYO EYE | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
    jiaozi
    jiaozi 2010/12/23
    下町の風情と言っても、あの周辺は関東大震災や東京大空襲で大きな被害を受けた地域。都市景観としては江戸時代の瓦屋根があった頃の方が平面的で統一感があったと思うが、それは既に失われ、防災面からも難しい。
  • EUの鼻つまみ者、それはドイツ

    来週ブリュッセルでは、EU各国の首脳が満面の笑みを浮かべて背中を叩き合い、囁き合う姿が見られるだろう。だが、水面下に流れる空気はもっと冷たい。 いかなる基準で見ても、EU大国間の関係は最悪の状態にある。ルクセンブルクのジャンクロード・ユンケル首相は、EU用語の中では最大級にトゲのある言葉でドイツのアンゲラ・メルケル首相を侮辱した。彼はドイツリベラル系週刊紙ツァイトの取材にこう言った。ドイツ政府の欧州問題の扱い方は「非欧州的」で「やや短絡的だ」。 外交儀礼偏重でコンセンサスを何より重んずるヨーロッパでは、不満があれば眉を上げるか押し黙るかして意思表示をするのが慣例。これほど露骨に仲間割れするのは珍しい。 (メルケル批判は国内にもある。ヘルムート・シュミット元西ドイツ首相は、メルケルがブレーンとして頼りにしているドイツ連銀の銀行家たちについて聞かれ厳しい審判を下した。「彼らは心の底では復古主

    jiaozi
    jiaozi 2010/12/16
    ジャンクロード、ヴァンダムじゃなくてユンケル。▼借金国のせいでユーロが弱まり、ドイツの輸出が更に伸びるって皮肉な状況もあるからなぁ。全く救済しなければユーロが紙屑化するのも見えてるしね。
  • 「世界平和のことは大国中国が決める」

    中国版ノーベル平和賞を創設しようという北京の大学教授らの愛国的な試みは今日、目も当てられない失敗に終わった。肝心の受賞者は出席しないし、中国政府もこのイベントに距離を置いた。 初の「孔子平和賞」に輝いたのは、台湾の連戦(リエン・チャン)元副総統。中台関係の改善に尽力したという理由だが、授賞式には欠席。選考委員会は受賞者人に通知もしなかったのだ。代わりに賞を受け取ったのは関係ない少女。「平和の天使」という触れ込みだ。 賞創設の背景はまだ謎のまま。賞の存在が発表されたのは3週間前。奇怪なことに、主催者らはこの賞のために1988年から準備に入り、「儒教の知恵」を求め続けてきたと主張した。また主催者らは当初、中国政府文化部の協力を得てきたと言っていたのだが、中国政府は関わりを一切否定し、国営メディアも賞のことはほとんど報じなかった。 ちなみに報道によれば、連戦の他にはビル・ゲイツ、ジミー・カータ

    jiaozi
    jiaozi 2010/12/16
    もうライフはゼロよ、って言いたくなる程の悲惨さ。▼パンチェンラマを選べば、更なる痛々しさを演出できたろうに。
  • 「人間」ヒトラーと向き合うドイツ | シネマ&ドラマ | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    1973年のカンヌ国際映画祭でドキュメンタリー映画『スワスティカ(まんじ)』が上映されると、館内で小競り合いが始まり、スクリーンめがけて椅子が投げられた。「大混乱だった」と、フランスで生まれでロサンゼルス在住のフィリッペ・モーラ監督は振り返る。「怒鳴り声が響き、物が飛び交っていた。上映は中止され、誰かが表に出て『皆さん、ここはカンヌ映画祭だ。ビアホールじゃない』と叫んだ」 これほどの怒りを引き起こしたのは、モーラの作品がアドルフ・ヒトラーの「人間らしさ」を描いているように映ったからだ。ヒトラーがオーバーザルツベルクの山荘でくつろぐ未公開のホームビデオ映像(主に愛人のエバ・ブラウンが撮影した)を使うことで、『スワスティカ』はお決まりの「悪魔」のイメージを打ち砕いた。 映画の中で、ヒトラーは愛犬を抱きしめ、子供たちと遊び、『風と共に去りぬ』について語り合う。観客は拒否反応を示し、映画は事実上、

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    jiaozi 2010/12/16
    「悪魔的な何か」が全ての害悪を引き起こした、というのはファンタジーに過ぎない。「民主国家が戦争をして負けた場合、誰がどうやって責任を取ればいいか」という、世界にとって未解決の問題がそこには存在する。
  • ベルルスコーニに迫る最後の審判

    イタリアのシルビオ・ベルルスコーニ首相(74)は今、自らの政治生命に点滅する赤信号を目の当たりにしている。 イタリア随一のメディア企業を一代で築き上げたベルルスコーニが、政治の世界に足を踏み入れたのは17年前。知名度は低かったが、1994年の抜き打ち選挙で下院議員に当選し、すぐに首相に就任。以来、巨万の富を手に入れ、首相の座に2度返り咲き、汚職やマフィアとの癒着疑惑で数え切れないほどの法廷闘争を戦い抜いてきた。離婚調停中の2番目のベロニカ・ラリオを含む多くの女性から軽蔑されるような言動も数多い。 ベルルスコーニはイタリアの歴代首相はもちろん、G8(主要8カ国)のどの指導者よりも長い在任期間を誇る。しかも、近年稀にみる「キャラ立ち」した政治家だ。イタリアの民放テレビ局の大半を傘下に収め、国内有数の資産家でもある。常に忠実な友人と若い美女に取り囲まれる様子は、ローマ帝国の皇帝も顔負けだ。 そ

    jiaozi
    jiaozi 2010/12/16
    結局、3票差で否決(id:entry:27345544)。ただし、ローマでのデモ/暴動のオマケ付き。▼好き嫌いは別にして、今のイタリアには「諦めと開き直りの国」というイメージが付いている、と言っていいかも。
  • 国連もノーベル賞より中国が大事?

    中国の民主化活動家、劉暁波のノーベル平和賞授賞式に国連人権高等弁務官が不参加を表明。その裏には中国の圧力が見え隠れしている 国連人権高等弁務官(UNHCHR)がノーベル賞授賞式への出席を辞退――例年なら問題にもならないような話かもしれないが、今年は話が別だ。ノーベル平和賞の受賞者が、中国の民主化活動家で収監中の劉暁波(リウ・シアオポー)だからだ。 出席辞退を発表したUNHCHRのナビ・ピレーの広報担当によれば、授賞式が開かれる12月10日は世界人権デーでもあり、スイスのジュネーブで行われる予定の別のイベントに出なければならないという。ノーベル賞授賞式に出席するため、スイスに代理を送るつもりはないとしている。 ピレーの欠席は、潘基文(バン・キムン)国連事務総長に対し人権団体からの批判が高まるなかで発表された。今も劉暁波は収監中で、の劉霞(リウ・シアン)も夫のノーベル賞受賞が決まってからは自

    jiaozi
    jiaozi 2010/12/16
    ヘタレ…。
  • 中国の平和賞批判はナチスがお手本?

    ヒトラー政権を批判したジャーナリストが30年代にノーベル平和賞を受賞するまでの悪夢は、今回の騒動に不気味なほど共通点がある 中国の民主活動家、劉暁波(リウ・シアオポー)のノーベル平和賞受賞に対して、中国当局は予想通りの激しい攻撃を展開している。ただし中国当局の主張にも、少なくとも表面的には正しいことが1点ある。 国営メディアの人民日報は、社説で次のように指摘した。「(アルフレッド・)ノーベルの遺志に従えば、平和賞は『国家間の友好、軍備の撤廃や軍縮、和平交渉の促進に最大の貢献をした』者に授与されるべきだ。劉はその条件に合っていない」 大学教授で文芸批評家でもある劉は、1989年の天安門事件で指導的な役割を果たし、人権擁護活動を展開して何度も投獄されてきた民主化運動の第一人者。北京オリンピック開催に沸いた08年には、中国共産党の平和的な改革を呼びかける「08憲章」の発起人となり、中国の統治体制

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    jiaozi 2010/12/16
    歴史は繰り返す、と。▼権威の醸成は平時から地道にやらないとダメですね。日本の京都賞なんかも、将来もっと育ってくれるといいな。
  • ウィキリークス新暴露の衝撃度

    内部告発サイト「ウィキリークス」が28日、25万1287通に及ぶアメリカの外交公電の公開をネット上で始めた。外交公電は、世界各地に274ある米大使館などから毎日のように国務省に報告される外交報告。つまりアメリカと世界の外交関係、またアメリカが世界をどう見ているのかに関する記録といってもいい。最新は今年2月のもので、「外交史上最大の暴露」と言われているが、実際のところ「機密」扱いは4割ほどだった(とはいえ、150日ごとにパスワードを変更する必要があるが、政府関係者など250万人がアクセスできた。さらに「トップシークレット」は含まれていなかった)。 まだ公開されていないが、日に関する公電も5697通あるとみられている。日米地位協定、日米外交、沖縄の普天間の問題や尖閣諸島をめぐる問題など、今年2月までのアメリカと日の外交の舞台裏を知ることができるかもしれない。 ただこうした内部情報の公開に賛

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    jiaozi 2010/11/30
    「肉のたるんだ年寄り」って、後継者はどうするんだよ…。
  • 「上海献花事件」を報じない日本メディア

    前略 マイケル・アンティ(安替)様 10月半ばから始まったあなたの日滞在も残すところあと3週間。中国人ジャーナリストとして初めて訪れた日は、きっと驚きの連続だったことでしょう。ちょうど滞在が始まった直後に尖閣事件で日中関係がヒートアップしたのは、ジャーナリストとしてとてもラッキーだったと言っていましたね。ラッキーだったのは我々日人も同じでした。ツイッターや記事、講演会で発信するあなたの情報は、ふだん我々が目にすることのない中国に関する新鮮な視点やネタであふれていました。 最近、そのあなたが日の主要メディアについて疑問を覚えている、とツイッターで知りました。 今月中旬に上海で起きた高層マンション火災では60人近くが亡くなりましたが、ずさんな電気溶接工事が原因だとして、10人以上の工事関係者が既に逮捕されています。犠牲者をしのんで、この日曜日に数万人の市民が現場で献花したのですが、なぜ

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    jiaozi 2010/11/24
    尖閣デモの時もいろいろ議論があったけど、日本の大手マスコミって国際的に比較して取材能力が欠落してません?第四の権力の質が悪い、ってのはかなり危機的なことだと思うんだが…。
  • イタリアを笑えるだろうか

    女性の股下から上を見上げてニンマリするイタリアのベルルスコーニ首相。誌日版11月24日号の大胆な表紙には笑ってしまいました。表紙のタイトルは、「イタリア男の性」。 いやあ、大胆不敵なデザインですね。イタリア大使館から抗議は来ないのだろうか。 いやいや、イタリア人なら、こんなことでは抗議するわけはないだろう。おおらかなんだから。 特集記事のひとつは「SEXと政治とイタリア男」。中身を見ると、イタリアのテレビは、夜も早い段階からポルノもどきの番組がいっぱいなんだそうです。 でもねえ、大晦日の紅白歌合戦の裏で「野球拳」で負けた女性が下着を一枚一枚脱ぐという番組を流していた国もあるのですよ。イタリアのテレビはひどいよね、なんて他人事みたいに言えないではありませんか。 特集記事は、イタリアの女性の社会進出が進んでいない現状を告発します。イタリアの女性の就労率はヨーロッパの中では低く、賃金格差も

    イタリアを笑えるだろうか
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    jiaozi 2010/11/24
    日本とイタリアの対比、とくればドイツはどうなんだろう。気になるところ。
  • ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

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    jiaozi 2010/11/24
    かなり長いことモメている紛争だが、現地の住民とインドだけでなく、パキスタンとインドとの関係でもあるからややこしいところではある。
  • 世界の武装ゲリラがトヨタを愛する理由

    レジャー用なのに 紛争地でも交換部品がすぐ手に入るほど出回っている(アフガニスタンでゲリラ戦に備える米兵、02年) Paula Bronstein/Getty Images 数年前、アフガニスタンでアメリカ軍と武装勢力の戦闘が激化し始めた頃、アメリカの対ゲリラ戦専門家デービッド・キルカランは、新しい模様のタトゥーを彫ったゲリラ兵がいることに気付いた。 それは、イスラム原理主義組織タリバンを象徴するものでもなく、アフガニスタンを象徴するものですらない。そのタトゥーは、カナダ国旗のカエデの葉を描いたものだった。 不思議に思って調べてみると、場違いなカエデの葉は、アフガニスタンと世界中のゲリラ戦で極めて重要な役割を果たしている(とキルカランが見なす)「武器」と関係があると判明したと言う。その武器とは、軽量で極めて頑丈なトヨタのピックアップトラック、ハイラックスである。 「(ハイラックスは)特にア

    世界の武装ゲリラがトヨタを愛する理由
    jiaozi
    jiaozi 2010/11/24
    アングラ経済と表の経済の境目、のような戦争・ゲリラの世界にも、商品の信用という基本がしっかり生きているというのは興味深い。
  • 非英語圏のEnglish | 特集 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    世界の英語話者の7割が非ネイティブスピーカー。そんなグローバル時代に必要なのは、ややこしい構文や難しい単語じゃない。シンプルな表現でメッセージを効果的に伝える発信型の語学力を伸ばすコツとは──。