戦争モノFPSとして,世界的に大きな人気を誇る「Call of Duty」は,歴史ある作品というほど古いわけではないものの,今では我々日本人が考える“欧米産ゲーム”の筆頭に来るほどになっている。しかし今年の3月,販売元のActivision Blizzardと開発元のInfinity Wardの間に起こった問題が,我々ゲーマーの前に浮上してきた。今回は,まずCall of Dutyシリーズの歴史を振り返ったうえで,両社と同シリーズに絡む現状を総括してみよう。 Infinity Wardが手掛けたCall of Dutyシリーズは,7年の間に30億ドル(約2790億円)もの収益をもたらしたというモンスターシリーズに成長。とくにコンシューマ市場では,SF系FPSの「Halo」シリーズと双璧を成すほどの知名度を誇るに至っている。できれば,このパッケージデザインのような「買い手に向かって何か叫んで