今年のIDFは、あまりプロセッサーに関する話題がなかった。一応Kabylakeと思しき「第7世代Coreプロセッサー」でH.265/10bitカラーの4Kビデオの再生デモが行なわれた程度でしかなかったのは、すでにBroadwell-Eの発表も行なわれた後で、あまり見せられるべき弾がなかったというあたりが正直なところだろう。 連載360回でも触れたとおり、Kabylakeはモバイル向けの製品が年内に出荷という話が6月のCOMPUTEXで語られており、それ以上の情報はなかった。 4Kビデオにしても、H.265の10bit再生をハードウェアでサポートしたのは新しい機能であるが、それはCPUコア側とはあまりり関係がないから、ということかもしれない。 実際テクニカルセッションを見ても、これまでのIDFなら必ずあった最新版のCoreプロセッサーの説明、あるいはこれに搭載されるGPUの説明を行なうセッシ
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