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2016年11月8日のブックマーク (3件)

  • 業界に痕跡を残して消えたメーカー 低価格チップセットの雄C&T (1/3)

    業界に痕跡を残して消えたメーカーは、ストレージ編が一段落したところで、違う分野をとりあげたい。今回からはマザーボード関連ベンダーということで、まずはCHIPS & Technologies(通称C&T)を紹介したい。 C&Tの名前は、何度か連載の中でも取り上げている。例えば連載20回や連載52回、そして連載137回である。ただどれもちゃんと説明はしていないので、改めて紹介するにはいい機会だろう。 画像の出典は、“Web Archive” 世界初のファブレス半導体企業 C&Tは1985年、カリフォルニア州のサンノゼ(正確にはNorth San Joseのあたり)で創立された。 創業者のGordon Campbell氏は、C&Tを立ち上げる前にSEEQ Technologyという会社を立ち上げており、ここではインテル互換のEPROMを製造・販売していた。 さらにその前はインテルに勤めており、こ

    業界に痕跡を残して消えたメーカー 低価格チップセットの雄C&T (1/3)
  • ARM TechCon 2016 - ARMのIPが活用できるIntelのファウンドリサービス

    2016年8月に公開されたように、Intelは同社の10nm Custom Foundry ServiceでARMのPOP IPやArtisan Physical IPを利用可能とするが、これに関するそのものズバリの「Enabling Your Next Generation Mobile Devices With Intel Custom Foundry & ARM」というセッションがARM TechCon 2016にて行われたので、この内容をご紹介したい。ちなみに前半はIntelのAnurag Handa氏(Photo01)、後半はARMのRon Moore氏(Photo02)が担当された。 Photo01:Anurag Handa氏(Sr.Director of Marketing and Business Development, Intel Custom Foundry) さて、

    ARM TechCon 2016 - ARMのIPが活用できるIntelのファウンドリサービス
  • 金沢上空の雷雲は「天然の加速器」か!? - 宇宙物理学者が挑む、カミナリ雲の謎

    宇宙から絶えず地球に降り注いでいる宇宙線は、遥か彼方のブラックホールや中性子星、超新星残骸などの特殊な環境で発生すると考えられている。このような環境においては、電子や陽子、あるいは陽電子が、人類では作り出すことができないほどの高エネルギーまで加速される。 ところが最近の研究から、地球上の雷雲のなかでも、電子が高いエネルギーにまで加速されている証拠が見つかってきている。雷雲内で加速された電子が大気分子と衝突することでガンマ線が生じ、そのガンマ線が雷雲から放出されているというのだ。いわば、雷雲は「天然の加速器」なのである。 しかしながら、雷雲のなかでどのように加速が起こるのかは、いまだによくわかっていない。さらにはガンマ線だけでなく、高エネルギーの電子が瞬間的に大量に生じている兆候も観測されており、雷雲には未知の現象が多く潜んでいるといえる。 京都大学白眉センター理学研究科 榎戸輝揚 特定准教

    金沢上空の雷雲は「天然の加速器」か!? - 宇宙物理学者が挑む、カミナリ雲の謎