リアルタイムレイトレーシングを有効にするとゲームはどう変わる? 「Battlefield V」とGeForce RTX 20シリーズで試してみた ライター:宮崎真一 鳴り物入りで登場したNVIDIAの新世代GPU,GeForce RTX 20シリーズ。そのハードウェア周りにおける最大の特徴とも言えるのが,リアルタイムレイトレーシング処理を行う専用プロセッサ「RT Core」の搭載だ。 GeForce RTX 20シリーズの最上位モデルである「GeForce RTX 2080 Ti」の「Founders Edition」 そして,そのリアルタイムレイトレーシングに対応するゲームタイトルとしてNVIDIAが大々的にプッシュしているのがPC版「Battlefield V」(以下,BFV)だが,リアルタイムレイトレーシングを有効にすると,ゲームは何が変わり,また,性能面ではどれだけのインパクトが生
GeForce RTX 20シリーズの新機能「NVIDIA Scanner」とは何なのか。挙動を確認してみた ライター:宮崎真一 カメラマン:佐々木秀二 「Turing」(テューリング)アーキテクチャを採用するNVIDIAの新世代GPU「GeForce RTX 2080 Ti」(以下,RTX 2080 Ti)と「GeForce RTX 2080」(以下,RTX 2080)が国内市場にデビューした。 レビュー記事で筆者は両製品について,置き換え対象となるGeForce GTX 1080シリーズから順当な性能向上を果たしている一方,リアルタイムレイトレーシングに代表される「画期的な新機能」が真価を発揮できるようになるためにはまだ時間が必要で,それゆえ現時点ではコストパフォーマンスに課題があるとまとめている。すでに目を通してくれた読者も多いことだろう。 RTX 2080 Ti Founders
2年以上にわたるPascal時代でGeForce Driverの最適化はどれだけ進んだのか。ASUSのGTX 1080カードを使って確かめてみた ライター:宮崎真一 カメラマン:佐々木秀二 日本時間2018年8月21日,NVIDIAは新世代GPUアーキテクチャ「Turing」(テューリング)を採用した新世代GeForceであるGeForce RTX 20シリーズを発表した。その製品概要はニュース記事,現時点で明らかになっている情報のまとめは連載「西川善司の3Dゲームエクスタシー」でお伝えしているが,いずれにせよ確定しているのは,2016年5月に「Pascal」(パスカル)アーキテクチャを採用して登場したGeForce GTX 10シリーズの時代が間もなく終わるということである。 本稿で注目したいのは,そんな,2年以上にわたって続いたPascal時代を支えたグラフィックスドライバ「GeFor
[SIGGRAPH]「Turing」で始まるリアルタイムレイトレーシングの時代に期待が高まったNVIDIAブース ライター:西川善司 新世代GPUコアの「Turing」と,「史上初のレイトレーシングGPU」を謳うQuadro RTXシリーズの発表で勢いに乗るNVIDIAは,SIGGRAPH 2018展示会場の同社ブースで,「レイトレーシング×Quadro RTX」一色の展示を行っていた。本稿では,報道関係者向けに行われたNVIDIAブースツアーの内容を踏まえて,同社ブースにおける注目の展示をレポートしたい。 SIGGRAPH 2018展示会場のNVIDIAブース(左)。右の写真は,ブースの入り口にあった「あなたもレイトレーシングの一部になろう」撮影コーナー。「再帰型レイトレーシングアルゴリズム」の開祖と言われるJ. Turner Whitted氏の論文で使われたサンプル画像をモチーフにした
[GTC 2018]西川善司の3DGE:Voltaの熟成を狙うNVIDIAは,サーバー向けやAI用途への拡大を進める ライター:西川善司 北米時間2018年3月27日,NVIDIAが主催する開発者向けイベント「GPU Technology Conference 2018」(以下,GTC 2018)で,同社創業者兼CEOであるJensen Huang(ジェンスン・フアン)氏が,恒例の基調講演に立った。 GPU Technology Conference(以下,GTC)では2016年まで,GPUアーキテクチャのロードマップ開陳が定例行事となっていたのだが,それまでの「GPU関連技術会議」からディープラーニングとAI,自動運転のイベント的な色彩がぐっと濃くなった2017年,氏はより具体的なGPU技術の応用について語り,GPUロードマップを明らかにしなかった(関連記事)。ならば今年はどうかというと
Volta世代GPUにあわせて進化した「CUDA 9」の改良点とは? Tensor Coreへの対応やプログラミングモデルの拡張が鍵に ライター:西川善司 GTC 2017で大々的に発表された,NVIDIAの次世代アーキテクチャ「Volta」。そのVoltaを採用するGPU「GV100」のアーキテクチャについては,筆者による解説記事で詳しく説明しているが,その中で「Volta世代GPUに対応した新しいCUDA」として発表されたのが「CUDA 9」である。 このCUDA 9について詳しく解説するセッション「CUDA 9 and Beyond」が,北米時間2017年5月10日に行われた。セッションを担当したのは,「Mr.CUDA」の異名を持つMark Harris氏だ。CUDAの改良点だけでなく,Volta世代GPUのアーキテクチャに対する理解を深める内容のセッションをかいつまんでレポートしよ
次世代GPU「Volta」からAIまで,新製品&新サービスラッシュだったJensen Huang氏のGTC 2017基調講演レポート ライター:西川善司 GTC 2017の会場となったカリフォルニア州サンノゼのSan Jose McEnery Convention Center NVIDIAという企業は,将来製品のロードマップをあまり語らない企業であった。その例外が,同社の主催するGPU技術カンファレンス「GPU Technology Conference」(以下,GTC)で,GTCの基調講演に登壇したJensen Huang(ジェンスン・フアン)会長兼CEOが,そこでGPU製品のロードマップを明らかにするというのが定例となっている。 なぜNVIDIAは,GPUのロードマップをGTCで明らかにするのか。そこには理由があると筆者は考える。 GTCというイベントは,GPGPUに重きを置いたもの
[GDC 2017]「TrueAudio Next」のないゲームサウンドは,テクスチャのない3Dグラフィックスのようなもの!? AMDが採用を呼びかける ライター:米田 聡 GDC 2017の4日めとなる北米時間2017年3月2日,AMDが,「TrueAudio Next and Multimedia AMD APIs in Games and VR Applications Development」(ゲームやVRアプリの開発における,TrueAudio NextとAMDのマルチメディアAPI)をいうセッションを持った。 「TrueAudio Next」は,2016年8月にAMDが発表した新しい音響処理技術だが,TrueAudio Nextの概要と,ゲームにおける活用がセッションでは語られたので,その内容をまとめてみたいと思う。 「TrueAudio Nextは,高度化するゲームサウンドの
[GDC 2017]PS4&Xbox One用タイトルのPC移植スペシャリストが語る「DX12の理想と現実」 ライター:西川善司 初歩的な内容のセッションが多いGame Developers Conferenceの初日には,伝統的に,DirectX技術チュートリアル「Advanced Graphics Techniques Tutorial Day」(以下,Tutorial Day)の開催も定例となっているのだが,GDC 2017にもTurorial Dayはやはりあった。 Jurien Katsman氏(Studio Head, Nixxes Software) GDC 2017におけるTutorial Day,全体を通じての感想を最初に述べておくと,興味深かったのは,「DirectX 12はいいものだが,取り扱いにはけっこう注意が必要」という内容のセッションが2つもあったことだ。 具体
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く