AMD,TFE 2010で次世代RadeonとFusion APUの実働デモを公開。次期ハイエンドCPU情報のアップデートも ライター:本間 文 次世代Radeonを紹介するMatt Skynner氏(Corporate Vice President and GM, AMD Graphics Division, AMD) 現地時間2010年9月19日,AMDは,台湾・台北市のNTUH International Convention Centerにおいて技術者向け会議「AMD Technical Forum and Exhibition 2010」(以下,TFE 2010)を開催し,同社にとって第2世代となるDirectX 11世代GPUファミリー「Northern Islands」(ノーザンアイランズ:開発コードネーム)のスニークプレビューを実施。合わせて,2011年の市場投入が予定され
米サンノゼでNVIDIAが開催したGPU TECHNOLOGY CONFERENCEの会期中、NVIDIAの社長兼CEOであるジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)氏を取り囲んでのグループインタビューが行われた。 ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)氏 ジェンスン・ファン氏、次世代GPUについて語る 今回のGTC 2010の基調講演で、次世代GPUのロードマップを公開したNVIDIA。今まで、かたくなに「次世代製品には言及しない」というポリシーを通してきたNVIDIAが、どうして今回のタイミングで、こうした話題を取り上げたのだろうか。 ジェンスン・フアン(以下、フアン氏)氏「それは、みんながあまりにもしつこく聞くからだ(笑)」 こう、冗談で交わすフアン氏だが、これには隠れた戦略的な意味合いがあると推察される。昨今のNVIDIA GPUは、これまでのようなDirec
Tegraに賭けつつ,“Fermi Refresh”を経てKepler&Maxwellへ。NVIDIAのビジョンが見えてきた ライター:本間 文 NVIDIAが開催した「GPU Technology Conference 2010」(以下,GTC 2010)。この開発者会議では,NVIDIAの今後の戦略や同社が目指すGPUの未来像など,広範囲なビジョンが語られた。 ここでは,同社社長兼CEOのJen-Hsun Huang(ジェンスン・フアン)氏の発言を中心に,同社から発せられた情報から,注目すべきポイントをまとめて紹介しよう。 KeplerとMaxwellの続報を公開 消費電力は「Fermiと同程度」に インタビューに答えるJen-Hsun Huang社長兼CEO まずは会期中に行われた,アジア太平洋地域の報道関係者を対象とした説明会での話題からお伝えしたい。 席上で話題の中心となったのは
[GTC]NVIDIAが次世代PCゲームに向けた新たなテクノロジーデモを公開。PC版H.A.W.X.2のデモプレイとCUDA関連最新情報も ライター:本間 文 基調講演に登壇したJen-Hsun Huang氏( Co-founder, President and Chief Executive Officer, NVIDIA) NVIDIAは,米国時間2010年9月20日〜23日の4日間,カリフォルニア州San Jose市のSan Jose Convention Centerにおいて,「GPU Technology Conference 2010」(以下,GTC 2010)を開催。今年が2回目となる本会議では,並列コンピューティングや科学演算,ビジュアルコンピューティングなど,GPUコンピューティングを中心として280以上の技術セッションが設けられた。 その開幕基調講演には,NVIDIAの
[IDF]テクニカルセッションで公開されたSandy Bridgeアーキテクチャ。大幅強化されたGPUコアの秘密とは ライター:本間 文 Sandy Bridgeのパッケージ。Clarkdaleコアを採用した現行のグラフィックス機能統合型CPUとは異なり,単一のダイとなっている Intelは,米国時間2010年9月13〜15日に開催された開発者会議「Intel Developers Forum 2010 San Francisco」(以下,IDF 2010)のテクニカルセッションにおいて,2011年第1四半期に市場投入が予定されている次世代CPU「Sandy Bridge」(サンディブリッジ,開発コードネーム)の開発者に向けた詳細な改良点やアーキテクチャなど,数々の技術情報を紹介した。 今回は,開幕基調講演のレポートに続き,より詳細な情報についてお伝えしたい。 固定機能ユニット追加やEU強
[SIGGRAPH]複合現実やプロシージャル,3Dスキャナなど,最先端技術を使った「製品」を紹介する,一般展示セクションレポート(2) ライター:西川善司 SIGGRAPH 2010の一般展示セクションレポート後編をお届けしよう。2010年8月10日の記事ではAMDとNVIDIAのブースをレポートしたが,今回はそれ以外のブースの注目展示を紹介していきたい。 パッシブ型でフル解像度の3D立体視や“CG操り人形”システムに注目。一般展示セクションレポート(1) 複合現実が切り開く次世代エンターテインメントの形 〜キヤノンITソリューションズ キヤノンITソリューションズは複合現実のデモを行っていた 仮想現実(VR,Virtual Reality)という用語の説明は今さら不要だろう。最近話題に上ることが多い拡張現実(AR,Augmented Reality)も,そろそろ周知されてきたように思う。
FFXIVベンチ再テスト。GPU全22製品を新版グラフィックスドライバで動かしてみる ライター:宮崎真一 2010年9月30日の発売が待たれる,スクウェア・エニックスの新作MMORPG「FINAL FANTASY XIV」(以下,FFXIV)。近年まれに見るPC版ビッグタイトルだけに,そのPC版公式ベンチマークソフト「FINAL FANTASY XIV OFFICIAL BENCHMARK」(以下,FFXIVベンチ)の注目度も高い。 そんなFFXIVベンチについて4Gamerでは,ハードウェア全13構成のベンチマークテスト結果を「公開記念」としてリリース直後に一度お伝えした。ただ,あれから早1か月半。その間にNVIDIAは,FFXIVベンチ(など)への最適化を謳った「GeForce Driver 258.96」,AMDも,月例アップデートの最新版「ATI Catalyst 10.7」といっ
最新3Dグラフィックスチップ「ULTRAY2000」の実動デモを公開 ディジタルメディアプロフェッショナル(DMP)は、7月21日に発表したばかりのオリジナルの3Dグラフィックスプロセッサ「ULTRAY2000」の実動デモをSIGGRAPH2005展示会場内のDMPブースで行った。 ULTRAY2000はTSMCの0.13μmプロセスルールで製造され、トランジスタ数は1億以上。今回デモンストレーションが行われた実動チップはFCBGAパッケージで動作周波数は200MHz、ビデオメモリとして400MHzデータレートのDDR SDRAM 256MBが256ビットバスで接続される。接続ホストインタフェースは64ビット/66MHz PCIバス、あるいは32ビット/33MHz PCIバスの両方に対応。ディスプレイ出力インタフェースはDVI-D、Dsub15ピンのアナログRGBを各1系統ずつ備えている。
昨年のSIGGRAPH 2005で電撃的にデビューを果たしたディジタルメディアプロフェッショナル(Digital Media Professionals : DMP)による日本発のグラフィックス・プロセッサ・テクノロジー「ULTRAY2000」。SIGGRAPH 2006では、その携帯機器(携帯電話、PDA、小型ゲーム機)向けにあたるGPU-IPコア「PICA200」の実動モデルが公開された。 DMP(Digital Media Professionals)のブース なお、このPICA200の元になっている基本技術については、昨年のSIGGRAPHレポートが詳しいので、そちらも参照して頂きたいと思う。 PICA200とは〜脱(?)プログラマブルシェーダの小型携帯機器向けのGPU グラフィックスチップ(GPU)は、「プログラマブルシェーダ」の概念を導入することで、最新のグラフィックス技術をソ
FFXIV公式ベンチ公開記念。最新GPU+αの全13構成でベンチマークを回してみた ライター:宮崎真一 FFXIV公式サイトの告知&説明ページ。体験版ではない点など,いくつか注意事項が書かれている 速報とその追記でお伝えしたとおり――NVIDIAがややフライング気味だったという点はさておき――2010年6月16日早朝,スクウェア・エニックスは「FINAL FANTASY XIV」(以下,FFXIV)PC版の公式ベンチマークソフト「FINAL FANTASY XIV OFFICIAL BENCHMARK」(以下,FFXIVベンチ)をリリースした。 6月17日0:00時点では,FFXIV公式サイトに情報が公開されており,NVIDIA Japanのほか,Intelの日本法人であるインテルの特設サイト「7×14」でもダウンロード可能になっている。 FFXIV公式サイトの告知&説明ページ NVIDI
[COMPUTEX]GPU第三勢力の今〜XGIは多視点立体視レンダリングに対応,S3はデュアルGPUで8画面出力対応 ライター:西川善司 PC用グラフィックス市場で最も大きなシェアを持つのがIntelであることは間違いない一方,単体GPU,こと高性能なGPUということになると,AMD&NVIDIAの寡占状態になっているというのは,4Gamer読者には釈迦に説法だろう。 しかし,5年ほど前までは,AMD(※当時はATI Technologies)とNVIDIAに対して,果敢に食らいつこうとする勢力があった。 筆者は,これを「GPU第三勢力」と勝手に呼んだりしていたのだが,COMPUTEX TAIPEI 2010の会場で,第三勢力がユニークな活動を行っていたので,その内容を紹介しようと思う。 XGI,新作GPU「Volari 2」を発表!? XGIは一時期,「Vorali」(ヴォラーリ)という
[COMPUTEX]基調講演と技術オリエンテーションで語られた2010年のIntel。今年も全方位に新技術/プロセッサを市場に投入 ライター:西川善司 Intel,2010年のキーワードは「Compute Continuum」=「演算連続体」 Intelは開催中のCOMPUTEX TAIPEI 2010において,基調講演とクライアントPC向け技術のオリエンテーションを行っているのだが,ここでは,その二つで語られた話題のうちから,興味深いものをかいつまんでお届けしたい。 「演算連続体」を担うIntel Executive Vice President, Architecture Group, IntelのDadi Perlmutter(ダディ・パルムッター)氏 基調講演で登壇したDadi Perlmutter氏が掲げたキーワードは「Compute Continuum」だ。なんとも難しい雰囲気
[COMPUTEX]2010年のNVIDIAは,タブレット,DX11,そして3D立体視。NVIDIAプレスカンファレンス詳報 ライター:西川善司 NVIDIA単独ブースは,Taipei 101タワーの近くに特設された大型テント。下はその入り口だ 2010年5月31日,NVIDIAは,COMPUTEX TAIPEI 2010の開幕に先駆けてプレスカンファレンスを開催した。 COMPUTEX TAIPEI 2010はざっくり,TWTC(Taiwan World Trade Center)&Grand Hyatt Taipei地区とTWTC Nangang地区の2か所で開催されるが,NVIDIAは,前者の近く,会場から独立した場所に“NVIDIAテント”として単独出展しており,プレスカンファレンスはここに特設されたシアター内での開催となった。 筆者が知る限り,PC/IT系イベントで設けられたNV
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