「ハローキティ」はサンリオにとって圧倒的な稼ぎ頭だが、収益源の多様化へキティ以外のキャラを育成することが長年の課題。そのサンリオにとって「マイメロディ」は世代を超えた新たな成長の柱となる可能性を秘めている。 マイメロのアニメが放映されたのは2005年から2009年まで。これまで同社は店頭で文具や雑貨を販売しながら認知度を上げる手法をとってきたこともあり、アニメに投資してキャラクターを育成するという考え方はなかったという。しかし少子化などで従来の手法が崩れたことでアニメ化の試みが始まった。 アニメキャラクター商品は、放映中に関連商品を売ればおしまい。キャラの人気はすぐ落ちてしまうことが多いが、サンリオは直営店で放映終了後も商品を売り続けられる強みがある。 これまでマイメロの主要なファン層は幼児から小学生の女児に限られていたが、アニメ放映時に幼児や小学生だった視聴者層は今、中高生。この中