車椅子利用者であっても健常者と同じように外に出て生活し公共の施設を利用している国もあれば、車椅子利用者をほとんど見かけない国もあります。それはバリアフリー化が進んでいるか・いないかに関係しているのかもしれません。そこで今回は海外のバリアフリー事情と日本の現状を比較してみたいと思います。 日本の車椅子移動、バリアフリーの現状は? 日本のバリアフリー化は、海外に比べてどの程度進んでいるのでしょうか? 日本の現状や、最近話題になったバリアフリーに関するニュース、今後の政策についてまとめました。 日本のバリアフリーレベル 日本のバリアフリーのレベルは、一概には高い・低いとは言えません。 「エレベーターが多い」「段差が少ないので移動がラク」という意見がある一方、「車椅子で入れる店が少ない」「エレベーターがない駅がある」という意見もあります。 バリアフリーの設備・施設が増えてきていることは確かですが、
ハンディを持つ人が使う多機能トイレの利用方法が混乱している。車いす利用者向けに広がったが、その後、高齢者や乳幼児連れなどにも拡大しているためだ。「だれでも」「みんなの」など名称が曖昧で、健常者の利用が減らないことも混乱に拍車を掛ける。2020年の東京五輪・パラリンピックを前に整備が進む「だれでもトイレ」、一体誰のものなのだろう。 東京・浅草の商業ビルでこんな光景に出くわした。「もう20分も待っているんだけど」と漏らす車いすの男性。目の前の多機能トイレには車いすのほか、高齢者、オストメイト(人工肛門利用者)、ベビーカーなどの図記号(ピクトグラム)が並んでいる。 催促のノックから5分、ようやくドアが開いた。出てきたのは30代とおぼしき女性。待ちくたびれた男性に言葉もかけず、足早に立ち去った。 自らも電動車いすを使う東京バリアフリー協議会(東京・江東)の齋藤修理事長は「健常者が使っていて、待たさ
バニラエア問題の本質 テレビ各社で取り上げられネットでは炎上している バニラエア問題。 本質的な問題はどこにあるのかを、私なりに考察しました。 こう言った物事には正解はありません。 いくつかの考え方があるだけです。 長文になりますが、お時間が許す時にお読みください。 ------------------------------------------ ●福祉や障害者ではなくサービスの観点から見る ●配慮と特別扱いは違う ●権利と義務は対にあるもの ●機会均等の重要性 ●問題解決意欲が低い日本 ●失うものにも注意すべき ------------------------------------------ ●福祉や障害者ではなくサービスの観点から見る この問題をややこしくしているのは、障害がある 個人が飛行機と言う公共交通機関に搭乗を断られた。 それが「障害者」で「下半身不随」であることで バ
【注意】このエントリは「障害者差別解消法の条文を読み間違えた事は認めたけど、結局脳内妄想の激しい id:kuborie は、今日も顔を真っ赤にしながら「わら人形批判」を展開し、恥をかかせたオレの揚げ足を取ろうと必死にもがく。 - ちくわブログ」の後段部分を再編集・加筆した記事となります。書かれてる内容はほぼ同じなので、そちらをすでに読まれた方はあえて読む必要はないと思います。あらあらかしこ。 デマとは「虚偽の事実を伝える事」だけではなく、「意図的に必要な事実を隠す事」でもあるという話。 木島氏とバニラエアを巡る騒動に関しては、徐々にそのはしご外しが始まっています。 これはブコメ上や関連したTogetterまとめのコメント欄でも何度も訴えていますが、元々奄美空港はバリアフリー化が進められている真っ最中であり、日本で唯一対応が遅れている空港でした。一方、バニラエアが就航した2014年7月以降、
格安航空会社(LCC)のバニラ・エアが、車いすの乗客に自力でタラップを上がらせる対応をとり、謝罪した問題。インターネット上では、バニラ・エアの対応を批判した車いすの男性を「クレーマー」などと非難する声もある。 男性のやり方に問題があったのか? 車いす利用者からは「誰かが声をあげないと変わらなかった問題」との声があがる。 経緯を振り返るバニラ・エアの対応を批判したのは、下半身不随で車いすで生活するバリアフリー研究所代表の木島英登さん。木島さんのサイトや報道によると、このような経緯があった。 木島さんは6月5日、奄美大島から関西空港へ向かう、バニラ・エアの飛行機に乗ろうとしたところ、空港職員に止められた。 奄美空港では、飛行機に搭乗するためには、滑走路から階段を使わなければならない。車いすの木島さんは、5人いた同行者に協力を仰いで、車いすごと担いでもらって搭乗しようとした。そこを空港職員に制止
歩けない人は乗せれません! 2002年 5月29日(水) 12時20分の出来事 TOP / 意見 / 要望書 / 回答 / 他の事例 * さらにひどい、バニラ航空 奄美路線での搭乗拒否 2017年6月 * 伊丹空港の搭乗カウンターで、全日空 成田行き NH3112便 の搭乗手続きをしようとした。すると、いきなりカウンターの女性は、「歩けますか?」と尋ねてきた。ぶしつけな聞き方だ。「お体の状態を尋ねて良いですか?」と、まず尋ねるのが親切。最も適切な尋ね方は、 "How can I help you ? " 「どのようにお手伝いすればいいですか?」である。 日本では使われないですが。 「歩けるか?」と聞かれれば、下半身不随の私は「歩けない」と答えるしかない。だけど、自分のハンディキャップをあからさまに言葉に出すのは、やはり気分が悪い。「歩けません」と、私は答えた。すると、カウンターの女性は、「
鹿児島県奄美市の奄美空港で今月5日、格安航空会社(LCC)バニラ・エア(本社・成田空港)の関西空港行きの便を利用した半身不随で車いすの男性が、階段式のタラップを腕の力で自力で上らされる事態になっていたことがわかった。バニラ・エアは「不快にさせた」と謝罪。車いすでも搭乗できるように設備を整える。 男性は大阪府豊中市のバリアフリー研究所代表、木島英登(ひでとう)さん(44)。高校時代にラグビーの練習中に脊椎(せきつい)を損傷し、車いすで生活している。木島さんは6月3日に知人5人との旅行のため、車いすで関空に向かった。木島さんとバニラ・エアによると、搭乗便はジェット機で、関空には搭乗ブリッジがあるが、奄美空港では降機がタラップになるとして、木島さんは関空の搭乗カウンターでタラップの写真を見せられ、「歩けない人は乗れない」と言われた。木島さんは「同行者の手助けで上り下りする」と伝え、奄美では同行者
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