ニューヨーク・タイムズは、インド政府の国民管理システム「Aadhaar(アドハー)」について報じました。 インドでは、国民の指紋、目の虹彩、顔をスキャンし、Aadhaarに登録しているとのこと。生体認証情報は、12桁の国民固有識別番号と紐付けられます。13億人のうち、既に11億人がAadhaarへの登録を済ませているようです。 Aadhaarは、年金や食料配給など数百の公共サービス、多くの私立学校、銀行口座の開設、携帯電話の契約など、ありとあらゆるシステムにリンクされているとのこと。 中国でも顔認識の監視カメラなど管理システムが導入されていますが、生体認証を提出させた上で社会の隅々まであらゆるサービスと接続するという点で、インドのAadhaarはさらに先を行くものとなっています。ニューヨーク・タイムズの記事では、あるインド人の声として、これ無しでは生活が止まってしまう気がするとの声も紹介さ