仏 伊の国民投票に賛否両論 6月14日 19時22分 イタリアで行われた国民投票で圧倒的多数が原子力発電所の新規建設に反対し、脱原発が決まったことについて、総電力のおよそ80%を原発に依存するフランスでは、市民の間から、脱原発は現実的ではないという声とともに、フランスでも国民投票を行うべきだといった声も上がっています。 フランスは、国内に58の原発を保有するアメリカに次ぐ世界2位の原発保有国で、総電力のおよそ80%を原発で賄っており、その依存度は世界で最も高くなっています。福島第一原子力発電所での事故のあとも、フランス政府は、原発政策はエネルギーの自給自足を実現するうえで重要であり、原発産業は国の主要産業にもなっているとして、原発を推進していく姿勢を崩していません。その一方で、今月5日に行われた世論調査では、▽「原発を直ちに停止するべきだ」との回答が15%、▽「25年から30年かけて廃止す