エアコンや冷蔵庫などいわゆる「白物家電」の新年度・平成25年度の国内生産額は、メーカーが生産拠点を海外に移す動きが続くと見込まれることから、3年連続で前の年度を下回る見通しです。 電機メーカーなどで作る日本電機工業会によりますと、エアコンや洗濯機、それに冷蔵庫など、いわゆる「白物家電」の国内での生産額は、新年度・平成25年度は1兆5953億円と、前の年度の見込みよりも2.8%減少する見通しです。 その場合、国内での生産額は3年連続で前の年度を下回ることになり、リーマンショックの影響で世界的に家電製品の需要が落ち込んだ、平成21年度の水準まで減少することになります。 これは、人件費などが安く市場としても需要が伸びている新興国に、メーカー各社が生産拠点を移す動きが続くと見込まれるためです。電機業界では去年、販売不振が続くテレビについて国内生産を停止する動きが続きましたが、比較的売れ行きが堅調な