先週末(2016年11月最終週)が「ブラックフライデー」だったこともあり、米国をはじめ海外で、消費者の購買行動に関連する調査やリポートが多く公開され始めた。特に2016年は、前回の記事でも触れたように、デジタルの影響で顧客行動そのものが変化した(参考記事:「米国で「ブラックフライデー」が形骸化し始めた?デジタルシフトで消費者の購買行動が激変」)ことについて言及しているものが多く見受けられる。 では、具体的に消費者の購買行動は、どう変化しているのだろうか。2016年11月下旬に米Carat社が公開した、英国の消費者を対象とした調査「Retail DNA: The On-Demand Shopper」では、消費者の購買行動でオンラインとオフラインの境界線が、モバイルによって今まで以上に曖昧なものになったと指摘している。 さらにモバイルの普及は消費者を、自分たちの要求に応じた形で、欲しいものを欲