国内のSaaS普及に、一段と弾みがついた。 日本オラクル(以下オラクル)が、SaaS基盤提供の本格展開に向けて、パートナーと広く協業することを発表したのだ。 「Oracle SaaS Platform」(以下OSP)と呼ばれるオラクルのSaaS基盤は、データセンターにも提供される。オラクル自身がアピールするのが、オラクルはデータセンターを持たず、あくまでもSaaSビジネスを推進するパートナーに対して、ミドルウェアとしての機能を提供する立場であるという点だ。 ASCII.jpでは、経産省が推進するSaaS基盤「J-SaaS」をレポートしてきた。J-SaaSの場合は、SaaSとして提供されるアプリケーションの動作プラットフォームを、物理面/ソフトウェア面まとめて提供するというものだが、OSPの場合は、SaaSのアプリケーションが動作するソフトウェアプラットフォームのみを提供することで、データセ