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企業向けにソフトウェア購入ガイドを提供するBetter Buysが2016年における米国のSaaSの現状に関するレポートを公開した。同レポートでは、SaaS業界の急速な成長とともに、すべての従業員が熟知しておくべき垂直型のSaaSが増えつつある状況が浮き彫りにされている。 サービスとしてのソフトウェア、すなわちSaaSは業務を遂行する一般的な方法として、ローカル環境にインストールされているプログラムを急速に置き換えている。Better Buysが新たに公開したレポートは、どのような変化が起こっているのか、またその変化によって企業やチームにどのような影響がもたらされるのかについて光を当てている。 垂直型SaaSの増加 新興企業でもない限り、たいていの企業はオフィスのどこかにサーバを設置している。そうしたサーバ上では電子メールサービスが稼働していたり、プログラムのライセンスが取り扱われていたり
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 今回は、年々企業で増えている「SaaSアプリケーション」の利用により発生する新たなセキュリティリスクと、その対策して登場した新しいセキュリティアプローチについて解説していきます。 統計データから見るSaaSアプリケーションの利用増加 筆者が所属するパロアルトネットワークスでは、毎年、企業の実トラフィックデータを基に、アプリケーションの利用状況やサイバー攻撃の傾向をレポートとしてまとめています。2015年は日本を含めて全世界で7000社以上の企業のトラフィックの分析を行いました。 2015年のレポートで興味深かった点として、企業におけるSaaSアプリケーションの利用増加が挙げられます。2012年と比較すると2015年は、46%増の316種
米Hewlett-Packard(HP)は2015年10月21日(米国時間)、パブリッククラウドのIaaS(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)である「HP Helion Public Cloud」を2016年1月31日に終了すると発表した。パブリッククラウドを求める顧客に対しては「Amazon Web Services(AWS)」や「Microsoft Azure」上でのシステム構築サービスを提供する。 HPはオープンソースソフトウエア(OSS)のIaaS構築ソフトである「OpenStack」を使用して、パブリッククラウドのサービスであるHP Helion Public Cloudを提供しているほか、顧客の社内に構築するプライベートクラウド用にOpenStackのディストリビューション(検証済みパッケージ)である「HP Helion OpenStack」を販売していた。 HPはパ
Judith Myerson (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 川村インターナショナル 2015-03-09 06:00 3. コンポーネントの抽出 開発者は、レガシーシステムからどのコンポーネントを抽出すべきかを判断しなければならない。サービスコンポーネントの抽出を容易に行えるかどうかは、次の5つの要因で決まる。 ソースコードが最初から、どれだけきちんと書いてあったか。 ソースコードに対して、バグ修正のためのパッチ適用や再適用がどれだけ頻繁に行われてきたか。 レガシーシステムの文書が定期的に更新されてきたかどうか。 その開発者の技術的スキル(例えば、レガシーシステムの元の開発者はもはや社内にいない可能性がある)。 サービスコンポーネントの依存関係の複雑さ。 4. 抽出したコンポーネントの採用または不採用の決定 開発者は、依存関係の問題を解決してしまえば、それ
タイトルに「SaaS」と入れた記者の眼は、これが6年ぶりとなるようだ。検索してみたところ、最後に書かれたSaaS関連の記事は2009年1月16日の公開である(自治体の基幹系システム,いよいよSaaS/ASP時代に突入へ)。大山鳴動して鼠一匹。大騒ぎしながらも、実際に世に受け入れられたサービスはあまり多くなかった。 しかし、この状況が変化していきそうな気配があると感じている。年始というにはいくぶん時間がたちすぎたが、筆者の2015年の予測は「再びSaaSが脚光を浴びる」に賭けてみたい。Google AppsやMicrosoft Office 365、Salesforce.comのSales Cloudといった定番SaaSだけでなく、多様なSaaSが登場してユーザー企業で使われていく――というシナリオだ。 筆者は日経SYSTEMS2月号の特集「先駆者ユーザーが語る クラウドの選択」で、多数のI
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます SAPが主力のERPを中心とした業務アプリケーション群の新製品をSaaS形式で提供すると発表した。この動きは今後のクラウドサービス市場に大きな影響を与えそうだ。 SAPが「HANA」と一体化した新ERPを発表 SAPジャパンが2月6日に発表した新製品は「SAP Business Suite 4 SAP HANA(以下、S/4HANA)」。主力のERPを中心とした業務アプリケーション群で、従来の「SAP Business Suite」やERPパッケージ「SAP ERP」「SAP R/3」の後継となる製品だ。ERPとしては23年ぶりに刷新したもので、独SAPが米国時間2月3日に米国で大々的に発表した。 (左から)独SAPエグゼクティブボード
システムの複雑化が招くSaaSのロックイン では、国内のパブリッククラウド市場におけるSaaSの利用状況はどうなのか。特にアプリケーション分野ごとのSaaS化の利用実態について取材したところ、この分野に詳しいガートナージャパンの志賀嘉津士リサーチバイスプレジデントが貴重な独自調査データを提供してくれたので紹介したい。 それによると、企業におけるアプリケーション分野ごとのSaaS普及率は、電子メールが21.1%、グループウェアが14.1%、人事・給与系が8.4%、Eラーニングが7.2%、財務・会計系が5.8%、営業支援が5.2%といった水準であった。 なお、この調査では営業支援と区別されているCRM(4.5%)、財務・会計と区別されているERP(2.1%)、ビジネスインテリジェンス(BI)などの分析ツール(2.1%)、マーケティング支援(1.2%)といった分野は、まだSaaS普及率が5%以下
日立、SaaS事業のための月額課金型共通基盤「SaaSビジネス基盤サービス」開始:ユーザー企業のSaaSの立ち上げや運用を支援 日立製作所が、SaaS事業の迅速な構築を支援する統合ソリューション「SaaSビジネス基盤サービス」の販売をはじめる。事業立ち上げと運営における基本機能をまとめて提供し、導入社がアプリケーションの企画開発など本来の業務に集中できるよう支援するサービスとなる。 SaaSビジネス基盤サービスは、SaaS事業者やアプリケーション開発ベンダー、企業の情報システム部門などを対象に、SaaS環境の立ち上げや運用の際に必要となる共通機能を一貫して提供するもの。システム基盤から、ユーザー認証や課金管理機能、ヘルプデスク、運用代行などのBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)サービスまで、SaaS事業の実施において共通して必要とする機能を月額課金のサブスクプリクションスタイルで利用
東日本電信電話(NTT東日本)と日本電気(NEC)と農事組合法人和郷園は3日、露地栽培向け農業ICTソリューションの実証実験を共同実施することを発表した。 長距離無線通信を活用したセンサーネットワーク、メンテナンスフリーを実現した機器、農業クラウドサービスを活用し、農場監視システムを構築。従来は手作業で実施していた微気象情報(温度・湿度・照度)の収集を自動的に実施し、霜害等の自然災害への対策や農産物の品質向上を効率的に実現する。 実験は、NTT東日本のセンサーネットワーク、NECの農業クラウドサービスを活用し、和郷園の管理する農場で実施。露地栽培の農場に設置したセンサーから温度・湿度・照度のデータを収集し、インターネットを経由してクラウド上に蓄積することで、農場の環境情報をスマートフォンやタブレット端末等で簡単に確認可能な農業ICTソリューションの事業化を目指す。 実施期間は、2014年1
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 今回は、北米を中心としたパブリッククラウド市場について最近3カ月の動向を整理し、分析します。 価格戦略 まず重要な動きとして、各社が実施している、価格戦略の動向です。特に顕著なのは、パブリッククラウド大手のAmazon Web Services(AWS)、Google Cloud Platform、そしてMicrosoft Azureの3社です。各社ともに、明確に「価格競争には対抗する」と宣言しており、実際にいずれかが値下げを発表すると、それに対応する形で他2社が値下げに対抗しています。 今までは、AWSが値下げのトリガーを握っていました。既に、42回の値下げを断行しており、その度に、Google、Azureが同等の値下げを発表していま
James Staten (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子 2014-01-17 07:30 2013年、クラウドコンピューティングは企業からの真剣なまなざしを集めるようになった。2014年には、IT部門が好むと好まざるにかかわらず、既存のITポートフォリオに組み入れられるようになるだろう。本記事では、調査会社Forrester Researchによる、クラウドコンピューティングにまつわる10の予想を紹介する。 2013年、企業はクラウドコンピューティングに真剣な目を向けるようになった。そして2014年には、企業はIT部門の意思とは関係なく、クラウドコンピューティングを既存のITポートフォリオに組み入れようとするはずだ。 開発部門と運用部門が緊密に連携するというDevOpsや、基幹業務(LOB)に軸足を置いた動きはとどまりを見せず、無視できない流
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