マラウイ・リロングウェ(Lilongwe)で、まじない師であるとの理由で有罪となったあと、人権団体により刑務所から救出された女性(2011年5月31日撮影)。(c)AFP/AMOS GUMULIRA 【6月7日 AFP】孫が夜中に鼻血を出したことが事の発端だった。この凶兆に腹を立てた両親は、祖母にあたるカントゥカコ・スパウンヨロ(Kanthukako Supaunyolo、82)さんが息子にまじないをかけたと決めつけ、警察に通報した。 「なぜ自分の孫にまじないをかけなければならないの?」と訴え続けたスパウンヨロさんだったが、高齢の友人2人とともにまじないをかけた罪で有罪となり、それぞれ33ドル(約2600円)の罰金刑を言い渡された。ただし、マラウイの人口の62%がそうであるように、1日2ドル(約160円)以下で生活している彼女たちにとっては、目の飛び出るような金額だ。罰金刑が払えない3人は