ユニティは産業分野のデジタルツイン市場で攻勢をかけている。例えば、仮想空間上で産業用ロボットの動作を調整できる(写真:日経クロステック) ゲームエンジンと呼ばれるゲーム開発ツールを手掛ける米Unity Technologies(ユニティ・テクノロジーズ)が、建設や製造、インフラ、自動車、小売りなどの産業分野に向けたデジタルツインで攻勢をかけている。2023年4月に専用サービス製品を発表し、同年5月に東京で記者会見を実施した。仮想空間上で現実の環境を再現するだけではなく、稼働データやセンシングデータなどを基にしたリアルタイムシミュレーションの技術基盤を提供する。 ユニティは、3次元(3D)コンピューターグラフィックス(CG)の制作などが可能なゲームエンジン「Unity」を手掛ける。Unityは、ゲームやアプリの開発者を中心に広く利用されている。同社によれば、2022年第4四半期時点でモバイル
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