『新 京築風土記』(山内公二著)P150を読んでいて、実在の人物が神さまとして祀られる神社があると知り、行ってみることにしました。神社の名前は「仙人神社」。江戸時代の後半にあたる安政年間(1854年~1859年)に、福岡県京都郡(みやこぐん)の池田村という地区に住んでいた、「せん助」という人物が祀られています。「せん助さん」という愛称で親しまれています。 場所:福岡県京都郡みやこ町勝山池田 座標値:33.7200447,130.901216 どうして、「せん助さん」が神さまとして祀られるようになったのか?そのエピソードがおもしろいために、以下、神社前の案内看板の内容を抜粋します。 せん助さんは大の酒好きでお人好し。いつも一升びんをぶらさげてまわり、会う人みんなにお酒を飲ませて陽気に笑い、自分の山を売っては祝い酒を振る舞う。そんな名物男だった。 そのせん助さんの口ぐせは「自分が死んだら、林の