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ブックマーク / newsweekjapan.jp (6)

  • 警察官の資質とは何か

    誌は時々、驚くべき世界の事実を教えてくれます。アメリカは、アフガニスタンの治安回復のために地元の警察の再建に取り組んでいるはずだと思っていたのに、実はアフガニスタンの警察官の養成プログラムがまったく機能していなかったとは。日版4月14日号は、こんな実情をリポートしています。 アフガニスタンでの警察官の志願者は、車の運転ができないばかりでなく、歯磨きの仕方を知らず、9割は読み書きができない。警察学校のトイレでは、生徒たちがトイレットペーパーの代わりに小石を使うため、浄化槽が詰まってしまった...。 今年3月、アフガニスタン問題に関するブリーフィングがホワイトハウスで開かれ、オバマ大統領は、アフガニスタンの警察官に対する訓練が8年間も行なわれず、制服だけが支給されてきたことを知る...。 ブッシュ政権の時代、アメリカ政府がいかに機能不全に陥っていたかが、これでわかります。アメリカ政府による

    警察官の資質とは何か
    k2jp
    k2jp 2010/04/13
    『イラク戦争では、ラムズフェルド国防長官の指揮の下、戦争の民営化が進められてきたことは、それなりに知られていましたが、同じことがアフガニスタンでも実施されてきた』この一言に尽きる
  • 米住宅市場「回復」の落とし穴

    回復は見掛け倒し アメリカでは住宅不況は終わったという楽観論が広がっているが(写真は1月、ロサンゼルスの建設現場) Lucy Nicholson-Reuters 3月下旬、米財務省は住宅ローンの借り手を支援する新たな差し押さえ防止計画を発表した。だが、1年ほど前に施行された住宅ローン支援プログラムと同じく、今回の住宅市場へのテコ入れも失敗に終わる可能性が高い。 この計画は、焦げ付きそうな住宅ローンの元部分を貸し手が削減(つまり債権放棄)し、住宅の実勢価格に見合う額の新たなローンを借り手に提供することが前提となっている。債権を一部放棄する代わり、新たなローンは連邦政府が保証する。 だが住宅ローン危機が深刻だった地域では特に、そんな前提は夢物語でしかない。たとえば、住宅価格が全盛期から45%下落したマイアミや40%近く下落したサンディエゴ、住宅バブル絶頂期の半額以下になってしまったフェニック

    k2jp
    k2jp 2010/04/08
    米金融機関は政府の「量的緩和」で当面の首はつながり、今は債権を急ぎ清算する必要が薄れてきた。結果、「退去時の破壊」等の問題の起こりやすい差し押さえ件数が減った...。債務者は延滞料金が加算されて大変だろう
  • 想像を絶した私の戦争「初体験」【後編】

    その夜私たちは深く濃い闇の中でハンモックに横たわり、眠れないままで過ごした。物悲しい虫の音が響き、兵士たちは戦闘の準備をしていた。ユーカリの焚き火から立ち上る煙の合い間に、オレンジ色の火に照らされて時折ライフル銃が光るのが見えた。 M16自動小銃か中国製の携行式ロケット弾に約10キロの弾薬、ハンモック、歯ブラシ、鍋、米を詰めた緑色の細長い布の袋を、それぞれの兵士が携帯していた。緑の袋は太った短いヘビのように、首か腰に巻きついていた。行軍中にはその米のほかに、虫やヘビや魚を捕らえてべることになる。 ほとんどの兵士が裸足か、アランヤプラテートの市場で買った派手な色のビーチサンダルを履いて歩いていた。ロールアップしたズボンを履いている兵士もいれば、赤と白のチェック柄のクロマーと呼ばれる木綿の布を腰に巻いている者もいた。 それとは対照的に、士官たちはかっちりとしたアメリカ製の密林仕様の軍服を着用

    想像を絶した私の戦争「初体験」【後編】
  • 想像を絶した私の戦争「初体験」【前編】

    私にとって初めての戦争体験は(あやうく人生最後の体験になるところだったが)、自分の血と引き換えに買ったものだった。その体験のクライマックスは、はるかなカンボジアの谷間で、ヤシの木々に飛び散る人間のおびただしい血と肉片で彩られた。 私は24歳で、怒りと情熱に血をたぎらせた貧乏なフリーのカメラマンだった。気高く勇気ある人々に刺激を受けて夢を抱いた私は、89年の乾季の始めに、タイの首都バンコクのモーチット・バスステーションから急行バスの屋根の上に乗り込み、カンボジアとの国境に近いアランヤプラテートというみすぼらしい町に向かって255キロの道のりを進んだ。 私たちが「アラン」と呼んでいたその町は、スパイや看護婦、武器商人、ゲリラ、娼婦、放浪者、詐欺師などあらゆる人々でごった返していた。私はカンボジアを占領していたベトナム軍との戦いに向かうカンボジアのレジスタンスのグループの一つと落ち合うことになっ

    想像を絶した私の戦争「初体験」【前編】
  • 「密約」の存在を、よその国に教えられて

    小学校の夏休み、8月6日は登校日と決まっていた。体育館に集まって黙祷し、教室に戻って被爆者の写真や映像を見たりした。火傷でただれた皮膚の画を初めて見た日の夜、怖くて眠れなくなり、母の布団にもぐりこんだ。 少し大きくなって、「持たず、作らず、持ち込ませず」を習った。なんだか誇らしかった。 もう少し大きくなって、「核の傘」のことや「駐留米軍の費用負担」について知った。なんだかとてもがっかりした。 もっと大きくなって、「密約」が交わされていたらしいことを知った。もういい大人になっていたし、外交上、安全保障上、「機密」扱いにせざるを得ないものがあることは分かっていたつもりだ。それでも、なんだかひどく裏切られた気がした。 そして、やはり「密約」は存在していた。しかも、それがよその国の公文書で明らかにされたことがもっと悲しい。 5年ほど前、大戦後の日米関係を研究していた友人の手伝いで、メリーランド州の

    k2jp
    k2jp 2010/03/15
    肝心なところでアメリカを見習わない役所版「不都合な真実」。公文書の「管理」と「公開」制度が現状のまま継続すれば、日本の歴史研究は将来、外交関係のあった海外で行われるようになるだろう
  • 理想の医療保険制度はどの国にある?

    どんな国にも医療費抑制のための線引きはあるが、経済力で患者を線引きし、毎年2万2000人を死なす先進国はアメリカだけ。他の国はどうしているのか 私たちカナダ人は控えめな性格なので、『俺たちが1番だ!』と声を合わせて叫んだりしない」と、マーカス・デービーズは穏やかな口調で言った。「それでも私たちのほうがアメリカより優れていると感じる分野が2つある。アイスホッケーと医療保険制度だ」 デービーズはカナダのサスカチワン州医師会の広報担当責任者。だからカナダの医療を自慢しても不思議ではないが、カナダでは全国民がほぼ例外なく自国の医療保険制度を誇りに思っている。 カナダ人はよく、わが国は国民皆保険制で、患者の自己負担はほとんどないと指摘する。4600万人が無保険状態のアメリカとは違うというわけだ。さらにアメリカでは毎年約70万人が医療費を払えずに自己破産するが、カナダではありえ得ないとも言う。 確かに

    k2jp
    k2jp 2009/10/15
    海外視点で見るアメリカの医療保険制度の違いとその根拠。医療保険制度を「社会の倫理観を映す鏡」として捉えている
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