縄文人が朝鮮半島に移住していたかもしれません。 オーストリアのウィーン大学(Universität Wien)で行われた研究によって、古代朝鮮の南部に存在した「伽耶(かや)」の古墳において、日本人に特徴的な縄文人のDNAを多く持つ人々が埋葬されていたことが判明しました。 伽耶は古代の日本と朝鮮の交流が盛んな地域として知られています。 研究者たちは考えられる仮説の1つとして、古代において日本列島から半島南部に進出した人々がいた可能性があると述べています。 日本と韓国、両国の歴史学者たちは古くから伽耶の起源や政治的な立ち位置について議論してきましたが、遺伝学による分析結果は新たな視点を与えてくれるでしょう。 研究内容の詳細は2022年6月21日に『Current Biology』にて掲載されています。
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