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ブックマーク / jbpress.ismedia.jp (118)

  • 偽ベートーベン事件の論評は間違いだらけ あまりに気の毒な当代一流の音楽家・新垣隆氏 | JBpress (ジェイビープレス)

    2月5日から6日にかけ、いくつかの報道機関が「現代のベートーベン」扱いされていた自称作曲家が実際には一切作曲などしておらず、すべてを他の人物が代作していた事実を報道し、関連する番組をオンエアした局は併せて「お詫び」を告知しました。 この「偽ベートーベン」に最初は騙されて、結果的に楽曲を提供し続けさせられていたのが新垣隆君と知り、直ちに自他共通する情報をきちんと整理しなければならないと思い、稿を書いています。 以下では「週刊文春」2月13日号 第24ページから31ページまで活字で記された記事を元に経緯を確認したいと想います。 新垣隆君は、私も同じ作曲のフィールドで仕事する、私よりは6歳ほど若いですが、折り紙つきの第一級の芸術家です。 初めて彼を知ってからかれこれ四半世紀近くになりますが、誠実で、普段は控えめで、人間性はとても優しく、しかし音楽の主張は明確で、素晴らしい耳と手を持つ高度なピア

    偽ベートーベン事件の論評は間違いだらけ あまりに気の毒な当代一流の音楽家・新垣隆氏 | JBpress (ジェイビープレス)
    kaeru-no-tsura
    kaeru-no-tsura 2014/02/08
    >その名を記す気にもなりませんので「偽ベートーベン」と記すことにします。 いくらベートーヴェンでも激おこ
  • 体調不良の銀行家を喜ばせた「ドリア」 西洋料理の巨匠が横浜で考案 | JBpress (ジェイビープレス)

    焦げ目がついたチーズの香ばしい匂い。ふつふつと音を立てるホワイトソース。スプーンを皿の底まで一気に差し込み、ぐっと持ちあげる。ホワイトソースとご飯がほどよく混ざり合って、スプーンの上で湯気を立てる。 いつも念には念を入れて、フーフーと息を吹きかけながらべるのだが、それでも口に入れるとやっぱり熱い。かといって、冷めるのを待ってべるだけの辛抱もない。結局、口中を火傷しながら、ハフハフとべることになる。 熱々のドリアは、寒い日のごちそうだ。だが、近頃はドリアを出す店が少なくなったと、ドリア好きの友人が嘆いていた。確かに以前は喫茶店(カフェではない)のメニューで、「ナポリタン」などと並んで「ドリア」とあるのをよく見かけた。 ドリアをつくるには、ホワイトソースをつくったり、オーブンで焼いたりして、手間と時間がかかる。しかも、夏場にはそれほど数が出ないメニューだろう。だからなのか、個人経営の店で

    体調不良の銀行家を喜ばせた「ドリア」 西洋料理の巨匠が横浜で考案 | JBpress (ジェイビープレス)
  • 婚外子差別も夫婦同姓も「日本の伝統」ではない 歴史を知らない「保守」の劣化 | JBpress (ジェイビープレス)

    11月20日の衆議院法務委員会で、結婚していない両親から生まれた婚外子の遺産相続を嫡出子と同等にする民法の改正案が可決された。 これは9月に最高裁が、婚外子の遺産相続を嫡出子の半分と定めた民法の規定を違憲と判断したことを受けたものだが、野党が提出した戸籍法の「婚外子」の記載をなくす法案は、公明党は賛成したが自民党の反対多数で否決された。 この背景には、自民党内の保守を自称する政治家の抵抗がある。高市早苗政務調査会長は最高裁判決について「ものすごく悔しい」とコメントし、夫婦別姓にも反対して「日の伝統を守ろう」と言う。彼女の守ろうとする伝統とは何だろうか。 婚外子の差別は「家」制度の遺物 戸籍という制度は古代中国からあり、一時は東アジア全体に広がったが、今は日以外は形骸化している(韓国は2008年に廃止した)。現在の戸籍制度はこうした東アジアの伝統とは違い、明治時代の民法で制度化されたもの

    婚外子差別も夫婦同姓も「日本の伝統」ではない 歴史を知らない「保守」の劣化 | JBpress (ジェイビープレス)
    kaeru-no-tsura
    kaeru-no-tsura 2013/11/21
    ノブオのくせに(ブコメが読める)
  • 「ごん狐」は死を覚悟して村人の家に行った 今、明かされる児童文学史上の大きな謎 | JBpress (ジェイビープレス)

    作者は、昭和初期に活躍した童話作家・新美南吉。 物語は、南吉が村の茂平(もへい)というおじいさんから聞いた話とされる。 いたずら好きの小狐「ごん」は、村に住む兵十(ひょうじゅう)という男が捕ったウナギを逃がす。 その後、兵十の母が亡くなる。兵十は、どうやら病気の母にウナギをべさせるつもりだったらしい。 ごんは後悔して、兵十の家にひそかにべ物を持っていく。しかし兵十にごんの意図は通じず、かえって迷惑をかけたり、神様のおかげだと思われたりする。 しまいにごんは、栗を持って兵十の家に入ったところ、兵十に「またいたずらをしに来た」と思われて撃たれる。倒れたごんに近づく兵十は、土間に置かれた栗を見て、すべてを悟る。 なんとも悲しい話である。 しかし、『ごん狐はなぜ撃ち殺されたのか 新美南吉の小さな世界』を著した作家・編集者の畑中章宏さんは、今あらためて「ごん狐」をはじめ、新美南吉の諸作品を読み返

    「ごん狐」は死を覚悟して村人の家に行った 今、明かされる児童文学史上の大きな謎 | JBpress (ジェイビープレス)
  • アジアの平和を脅かす日本の失言・失策癖

    (2013年8月12日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 日のパブリックディプロマシー(対市民外交)は滑稽さと不穏さの間を行ったり来たりしている。この国はここ数カ月、外交政策上の失言や失策を繰り返している。これらはアジアの近隣諸国に最大限の嫌がらせをし、西側の同盟国に最大限の困惑をもたらすことを意図したかのようにも見える。 先週もそうだった。日は、第2次世界大戦後に建造したものの中では最も大きな艦艇を公開した。名目上は駆逐艦だが、実質的には空母である。 「いずも」にナチス発言に「731」・・・ 8月6日、横浜で行われた護衛艦「いずも」の進水式で艦を見上げる乗組員たち〔AFPBB News〕 海軍力の強化は、中国の軍事力増強への理にかなった対応だと言ってよいが、アジアの海域で緊張が高まっている時期だけに、日は注意深く事を運ぶべきだ。 そう考えると、一体どんな天才が、この新しい船に「いず

  • 政治家にプロを選ぶドイツ人、タレントを選ぶ日本人 枯れ木も山の賑わいは百害あって一利なし | JBpress (ジェイビープレス)

    にあって、ドイツにない物はたくさんある。きめ細かいサービス、時間に正確な電車、24時間営業のコンビニ、そして、タレント議員etc。 私の考えでは、よいサービスと、正確に走る電車は◎。コンビニは便利だけれど、24時間営業でなくてもいいので△。しかし、タレント議員は×の3乗だ。 先日、ぼんやりとネットのニュースを見ていたら、「アントニオ猪木氏が参院選に出馬」という見出しが飛び込んできてビックリ。 自分の税金と運命を根性だけの政治家に託すのか 読んでみると、それを石原慎太郎都知事が心強いことだと大歓迎しているという。なんだか眩暈で椅子から落ちそうになった。最近、日はまだまだ捨てたものじゃないと思い始めていたのに、もう、何が何だか訳が分からない。 まず考えたのは、日の有権者も、石原都知事と同じように、アントニオ猪木氏が日の国政に携わるのを頼もしいことだと歓迎しているのだろうかということだ

    政治家にプロを選ぶドイツ人、タレントを選ぶ日本人 枯れ木も山の賑わいは百害あって一利なし | JBpress (ジェイビープレス)
  • 「売る理由」から「買う理由」へデジタルマーケティング思考(その1) | JBpress (ジェイビープレス)

    筆者の定義は、デジタルマーケティングとは、「デジタル施策によって得られるデータを活用して、マス/リアルを含むすべてのマーケティング施策を最適化する試み」である。 つまり、ネットだけを最適化するのは「デジタルマーケティング」ではないと考える。あえて「ネットマーケティング」とは違うと定義してみるところから始めたい。 この寄稿では、「デジタルマーケティング」を実現するテクノロジーもさることながら、最も重要な「デジタルマーケティング思考」を提示してみようと思う。 そのためにもまずは基礎となるマーケティング環境を整理してみたい。 マーケティングコミュニケーションに起きている5つの潮流 今のマーケティングコミュニケーションに起きている大きなトレンドは下記の5つの視点に整理できる。 ●「売る理由」から「買う理由」へ ●「広告クリエイティブ」から「ブランデッドコンテンツ」「情報クリエイティブ」へ ●広告は

    「売る理由」から「買う理由」へデジタルマーケティング思考(その1) | JBpress (ジェイビープレス)
  • 超高齢化なのに老人ホームが廃止された町 元気なおばあちゃんは競って経済貢献~徳島県上勝町 | JBpress (ジェイビープレス)

    経営力がまぶしい日の市町村50選(12) 人口は2000人程度、65歳以上の高齢化率は50%以上という、少子高齢化の日を象徴するような町が、昨年9月に公開された映画人生、いろどり』の舞台となった。 徳島県上勝町である。 「つまもの」ビジネスで一躍有名になったこの町は、かつてはみかん栽培が盛んだったが、1981 年の異常寒波で多大な被害を受け、深刻な状況に陥った。 年収1000万円のおばあちゃんには医療費も老人ホームも不要 そんな上勝町を救ったのが1人の男である。農業の再生に向けて営農指導員として採用された横石知二氏が目をつけたのは、上勝町の特産品として、料亭などで料理に添えて季節感を楽しませる葉っぱや花の「つまもの」であった。 商品化までには品質や衛生面の確保、安定供給するための量産体制確立など様々な課題を乗り越え、1986年に初出荷となる。このときに誕生したのが第3セクターの株式会

    超高齢化なのに老人ホームが廃止された町 元気なおばあちゃんは競って経済貢献~徳島県上勝町 | JBpress (ジェイビープレス)
  • 仕事と若者:失業世代

    (英エコノミスト誌 2013年4月27日号) 仕事を持たない世界の若者の数は米国の人口に匹敵するほど多い。 スペインでは25歳未満の若年失業率が57%に達している(写真はマドリードの公共職業安定所前に並ぶ人々)〔AFPBB News〕 「若者は怠けるべきではない。彼らにとって非常にまずいことだ」。マーガレット・サッチャーは1984年にこう述べた。彼女は正しかった。社会における若者の扱いで、彼らを中途半端な状態で放っておくこと以上に悪いことはそうない。 社会に出ると同時に失業手当を受け始める人は、人格形成期にスキルを会得し、自信をつける機会を逸してしまうことから、賃金が低く、その後の人生で失業期間が多い可能性が高い。 しかし今、かつてないほど多くの若者が働いていない。経済協力開発機構(OECD)の統計によれば、先進国では、2600万人に上る15~24歳の若者が職にも就かず、教育も訓練も受けて

  • 戦ったらかなわない日本艦を中国艦が自信満々でロックオンする理由 | JBpress (ジェイビープレス)

    中国人民解放軍海軍江衛2型フリゲート「連雲港」(F-522)が海上自衛隊むらさめ型護衛艦「ゆうだち」(DD-103)に火器管制レーダー(FCR)を2度にわたり照射した。この事件を、アメリカのマスコミが一般的なニュースとして大きく取り上げることはなかった。また海軍関係者や専門家の間でも、今回のFCR照射それ自体が驚天動地の大事件というわけではないため、さしたる関心は持たれていない。 実際に、中国海軍軍艦による海上自衛隊軍艦に対するFCR照射は今回が初めてというわけではないと考えるのは、海軍関係専門家にとっては常識である。国際社会の秩序など気にも留めない“無法者海軍”が相変わらず跳ねっ返りの行動をしている、といった侮蔑の感想を持つ程度の事案である。 もちろん、それほど関心が高くないとはいえ、CNNをはじめとして事実関係紹介程度の報道はなされている。ただし、それらの報道はFCR照射そのものよりも

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  • 社説:安倍氏の首相返り咲きが意味すること

    (2012年12月12日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 安倍晋三氏の政治的なカムバックは、近年の日政治の入り組んだ歴史でもかなり奇妙な展開だ。5年前、今から数えて5代前の首相だった安倍氏が、不名誉な1年を経て突如辞任した時、同氏の返り咲きを予想した人はいなかったろう。 当時、戦時中の国の歴史を恥じない「美しい日」を創るという安倍氏の使命は、持続的な経済停滞を気にかける国民の意識とはズレていた。 安倍氏に有利な3つの要素 それ以来、状況は大きく変わった。最も重要なのは、以前より強硬に日の支配下にある尖閣諸島(中国名・釣魚島)を取り戻そうとする中国の姿勢だ。中国各地で暴力的な反日デモを引き起こした直近の「尖閣ショック」で、多くの日人は新たに台頭した中国は恐れるべき存在だと確信した。 この流れは、日は陸軍や海軍の保有を禁じる平和憲法を破棄すべきだと主張する安倍氏に有利に働く。安倍

    kaeru-no-tsura
    kaeru-no-tsura 2012/12/11
    ホント、マジ勘弁なんだけど
  • 暴走する安倍総裁の危険なギャンブル 日銀バッシングは「ハイリスク・ノーリターン」 | JBpress (ジェイビープレス)

    突然の解散で、実質的な選挙戦が始まった。序盤は、党首討論でいきなり「16日に解散する」と表明した野田佳彦首相がリードしたが、最近になって安倍晋三氏が暴走して話題を集めている。 「日銀法を改正し、2%か3%のインフレターゲットを設定する。輪転機をぐるぐる回して、無制限にお札を刷ってもらう。建設国債をできれば日銀行に全部買ってもらうことで、新しいマネーが強制的に市場に出ていく」 激しい日銀バッシングに対して野田首相は「財政規律を失わせる」と批判し、日銀の白川方明総裁は「日経済をインフレのリスクにさらす」と反論した。なぜ急にこういう政策が出てきたのだろうか。 「安倍バブル」に踊る市場 安倍氏の発言を追ってみると、11月14日の党首討論で野田首相がいきなり「16日解散」を言い出し、意表を突かれた安倍氏はそれに対応できなかった。日銀叩きが出てきたのは、その後に行われた講演だ。論戦で野田氏に負けた

    暴走する安倍総裁の危険なギャンブル 日銀バッシングは「ハイリスク・ノーリターン」 | JBpress (ジェイビープレス)
  • 野田佳彦首相に見た本物の政治家の覚悟。世の中の評価は? 3党首を圧倒した憲政史上最高の解散宣言 | JBpress (ジェイビープレス)

    国会論戦の席で「明後日解散する」と明言した首相は、おそらく憲政史上例がないことだろう。解散を求めていた自民党や公明党も予想だにしていなかった。民主党内でも、事前に知っていたのは岡田克也副総理、藤村修官房長官ら、ごく少数だったと言われている。輿石東幹事長ですら、当日聞かされたという。 大した決断である。「嘘つき」などという低レベルの批判は、これで一気に吹き飛んだ。自民党の安倍晋三総裁は、受けて立つとかろうじて見得を切ってみせたが、心の動揺はテレビ画面からも伝わってきた。 私の手元に、複数の閣僚経験もある自民党衆議院議員の政治資金集めのパーティーの案内状がある。日にちは12月17日で場所は都内のホテルとなっている。とぼけた案内状になってしまった。まさか12月16日の投票日の翌日に開くことはないので、中止になることは確実だ。 年内解散をあれだけ強く迫っていた自民党だが、実は腹の中では想定していな

    野田佳彦首相に見た本物の政治家の覚悟。世の中の評価は? 3党首を圧倒した憲政史上最高の解散宣言 | JBpress (ジェイビープレス)
  • 日本の震災と人口動態:世代間闘争

    (英エコノミスト誌 2012年8月4日号) 津波で被災した地域社会の復興に対する考え方は、若者と高齢者で異なっている。 日に住む多くの人は最近、日人女性が1985年以来初めて、世界最長寿の座を失ったというニュースを聞いて愕然とした。日の女性の2011年の平均寿命は85.9歳に下がり、香港の女性よりほぼ丸1年短かくなった。 平均寿命低下を招いた主な原因が、2011年3月の東北地方の地震と津波の死亡者だったというニュースに、人々は一段とうなだれた。これは、世界でも高齢化が進む一角で、大災害が偏って高齢者を襲ったことを思い出させる話だった。1万8800人近い死者・行方不明者のうち、56%が65歳以上だった。 高齢化は復興のプロセスにも影を落としている。沿岸部の町では、自治体の職員らが、復興に向けた取り組みを妨げる「ジェネレーションギャップ」に直面したことがあると話している。 日が直面する

  • 「ご被害者のみなさまへ」と送った東電の言語感覚 慇懃無礼化する社会を象徴する企業体質 | JBpress (ジェイビープレス)

    言葉は社会の鏡である。ここ数年ことあるごとに痛感する。格差は広がり雇用は不安定になり、自殺者や心の病に悩む人のことがよく報じられる。いまの社会はふつうに働いている人たちがピンチに陥ったとき、優しいとはとても言えない。 しかし、言葉だけはその反対というか、この心寒い世相をごまかすかのように、妙に丁寧になり、過剰とも言える“敬語”が使われている。それを政治家や企業のトップ、あるいはマスメディアに登場する地位の高い人たちが当たり前のように発している。 ひと言で言えば、「慇懃無礼」な言葉や表現が、まさに社会の鏡として蔓延している。改めて慇懃無礼の意味を辞書で引けば、「表面の態度は丁寧だが、心の中では相手を軽く見ていること。また、そのさま」(大辞林より)となる。 これまでにも何度か、こうした現象についての違和感を記事にしてきたが、「3.11」の大震災を経て、これはぜひもう一度問題として提起しなければ

    「ご被害者のみなさまへ」と送った東電の言語感覚 慇懃無礼化する社会を象徴する企業体質 | JBpress (ジェイビープレス)
  • メディアの未来を切り開く、キュレーションメディア 変化と進化を先読みする~メディアの未来(5) | JBpress (ジェイビープレス)

    シリーズ「変化と進化を先読みする~メディアの未来」では、デジタル化の大波を生き抜こうとするメディアが、この先どのように進化を遂げようとしているのかを探ります。 連載5回目の稿では「アグリゲーション」「キュレーション」を、改めて検証します。 そもそも「キュレーション」の手法を活用してデジタル時代の経営に役立つ情報を届ける企画「DigitalExperience!」に関心を払う読者諸氏であれば、これらの語に既になじみがあることでしょう。 いまだ生硬な響きもある概念ですが、実はこれらを体現するメディア形式に、多くの人が知らぬ間に触れてそれを活用しているはずなのです。 今回は、アグリゲーション、キュレーションのメディア形式に着目し、そこから見えてくるメディアビジネスの課題として解説します。 今回の注目ポイント:アグリゲーション、キュレーションメディアがもたらす価値 <どんなメディアがあるのか>

    メディアの未来を切り開く、キュレーションメディア 変化と進化を先読みする~メディアの未来(5) | JBpress (ジェイビープレス)
  • 今や橋下市長を敵に回したくないマスコミ 批判記事を書いたら飛ばされる? 大阪に何が起きているのか | JBpress (ジェイビープレス)

    今回の『中山泰秀のやすトラダムス』(Kiss FM KOBEで毎週日曜24:00-25:00放送)は元産経新聞記者の今西和貴氏を交え、生活保護受給問題や塾生絞り込みが大詰めを迎えた維新政治塾、橋下徹大阪市長を取り上げた米ワシントン・ポスト紙の話題などについて語った。 片山議員は河氏を利用して厚生省の怠慢にメスを入れようとした? 中山 この1週間、大阪に関係するニュースが目立ちますが、まずはお笑いコンビ・次長課長の河(準一)氏が、母親の生活保護不正受給問題で謝罪会見を開いた一件から。今西さんはこの騒動をどう見ていますか。 今西 大きな問題だと思います。大阪ではこういうかたちで意図的に生活保護を受給している方が特に多いですから。今後、一斉調査をするという話もありますので、徹底的にやってはどうかと思いますね。 中山 この問題は、河氏の推定年収が約5000万円でありながら母親が生活保護を受給

    今や橋下市長を敵に回したくないマスコミ 批判記事を書いたら飛ばされる? 大阪に何が起きているのか | JBpress (ジェイビープレス)
  • 福島第一原発事故を予見していた電力会社技術者 無視され、死蔵された「原子力防災」の知見 | JBpress (ジェイビープレス)

    それは私が『原子力防災─原子力リスクすべてと正しく向き合うために』というに出合ったからだ。3.11後、原子力発電所事故に関する文献をあさっていて、このを見つけて読んだとき、椅子から転げ落ちそうになるほど驚いた。 福島第一原発事故、そのあとの住民の大量被曝など、原発災害すべてについて「そうならないためにはどうすればよいのか」という方法が細部に至るまで具体的に書かれていたからだ。逆に言えば「これだけの災害が予想できていたなら、なぜ住民を被曝から救えなかったのか」という疑問が心に焼き付いた。 私がずっとフクシマ取材で「答えが見つからない」「答えを見つけたい」と思っている疑問は「なぜ、何万人もの住民が被曝するような深刻な事態になってしまったのか」「どうして彼らを避難させることができなかったのか」だ。だから「どんな避難計画があったのか」「どんな訓練をしてきたのか」を福島県や現地の市町村に聞いてま

    福島第一原発事故を予見していた電力会社技術者 無視され、死蔵された「原子力防災」の知見 | JBpress (ジェイビープレス)
  • 別世界のことに思えた「復興」という言葉 原発災害で時が止まった街へ(後編) | JBpress (ジェイビープレス)

    前回書いたように、同地区は海岸から約3キロの内陸部まで津波で破壊されていた。内陸3キロのラインは、ちょうどJR常磐線の線路と重なる。小高駅の線路ぎりぎりまで津波が来た泥の跡が残っている。この一帯からは、来、海は見えない。海岸部であるということすら意識しない。 なのに、よく見ると、くしゃくしゃになった自動車やガードレールの残骸が、津波で運ばれたままにちらばっている。国道沿いのタイヤ店やパチンコ店が骸骨のようになっている。なぜこんなところに? と不思議に思う。

    別世界のことに思えた「復興」という言葉 原発災害で時が止まった街へ(後編) | JBpress (ジェイビープレス)
  • 1年間封印された凄まじい破壊の痕跡 原発災害で時が止まった街へ(前篇) | JBpress (ジェイビープレス)

    2012年4月16日、私は福島県南相馬市小高区へ行った。この日、政府が1年ぶりに同地区の封鎖を解除したからだ。許可証なしで取材に入れば逮捕されていた場所に、入れるようになったのだ。行ってみようと思った(2011年9月に封鎖をくぐって中に入った取材を欄「突入!この目で見てきた原発20キロ圏内(前篇、後篇)」に報告した)。 同地区は、福島第一原子力発電所から半径20キロの立ち入り禁止区域(警戒区域)の北端部にあたる。全域が地震の被害を受け、太平洋岸から内陸部3キロまで津波が到達して、さらに徹底的に破壊された。そして、がれきを片付ける間もなく、同原発からの放射能雲が飛来して、1万5000人いた住民は避難を余儀なくされた。4月22日には住民も立ち入り禁止になった。つまり3.11当日のまま、1年間、地区ごと封印されてしまったのだ。地震・津波被害に原発被害が加わった「三重苦の街」と言うほかない。 足

    1年間封印された凄まじい破壊の痕跡 原発災害で時が止まった街へ(前篇) | JBpress (ジェイビープレス)