まずは、上の動画を見てほしい。 アメリカ・ニューヨーク市がテストしているこの交通調査システムは、街中の歩行者やクルマの数を計測しデータ化するもの。ニューヨーク市と提携しているスタートアップ企業のPlacemeterが、市の監視カメラ映像を解析している。 リアルタイムに"場所の状況を測る"ことが目標 PlacemeterのCEOであるAlexandre Winterは、自社の目標を次のように語っている。 僕らの目標は、現実世界で何が起きているのか、人々はどこにいるのか、といった事象に関するリアルタイムデータを構築することだ。動画を分析して、コンピュータビジョン(ロボットの目)のアルゴリズムを適用するんだ。 GCN Placemeterという名前のとおり、場所の状況を測ることを目指しているのだ。 現在、運用している監視カメラは500台程度だが、じきに2,000台から3,000台程度まで増加させ