「東京音頭」はヤクルトの応援歌として親しまれ、球場を盛り上げてきた。この歌が辿ってきた歴史は長い photograph by Hideki Sugiyama 東京ヤクルトスワローズのチーム応援歌といえば、多くの方が「東京音頭」を思い出すはずだ。 【この記事の写真】「東京音頭」を取り巻く野球界の巨人たちと、選手の脚をひっぱるつば九郎 「踊り踊るならチョイト東京音頭」というフレーズと、それに合わせて上下に揺れるビニール傘は、スワローズ戦ではお馴染の光景である。だが、「東京音頭」がスワローズの応援歌として定着するまでにはさまざまなストーリーがあり、多くの人々の思いがあった。 「東京音頭」はスワローズのものではなかった 現在では東京ヤクルトスワローズの専売特許となった「東京音頭」だが、実はスワローズの前にこの曲を応援歌としていたチームがあった。それが東京オリオンズ(現・千葉ロッテマリーンズ)だ。