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ブックマーク / realsound.jp (56)

  • 日向坂46「君しか勝たん」MVなぜ好評? 切なさと幸福感を与える映像の魅力

    日向坂46の5thシングル曲「君しか勝たん」のMV再生回数が公開から1カ月で早くも540万回突破。そこで、5月30日放送の『日向坂で会いましょう』(テレビ東京系/以下、『ひなあい』)ではMV解説企画が行われていた。 日向坂46『君しか勝たん』(通常盤) 番組ではMVの裏側を紹介。加藤史帆と小坂菜緒の滑らかな移動はセグウェイに乗っていたこと、メンバーが鏡に映る場面はCG合成ではなく、カメラに映らない画角にいるメンバーをスタッフの施しによって鏡に映り込むようにしていたことなどが明かされた。時間の都合上、番組の解説はここまでとなったが、作はここからが見所満載だ。稿では、映像の魅力をさらに掘り下げていきたい。 作を手がけたのは、「PONPONPON」をはじめとしたきゃりーぱみゅぱみゅ作品、SEKAI NO OWARIの「RPG」などを手がけた田向潤。カラフルな家財や小道具でセットを組みファン

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  • 2021年は女子サッカーの年に? 『さよなら私のクラマー』は新たな青春譚の傑作だ

    2004年のアテネ五輪出場、2011年のワールドカップ優勝、2012年のロンドン五輪銀メダルに続いて、女子サッカーのできごとが歴史に刻まれる年があるとしたら、それは2021年になるだろう。9月にプロリーグのWEリーグがスタートするから。そして、『四月は君の嘘』の新川直司によるマンガ『さよなら私のクラマー』が、編の完結とアニメ化を果たしたからだ。 中学校では男子に混じってサッカーを続けてきた恩田希は、進学した埼玉県立蕨青南高校で女子サッカー部に入部する。やる気を見せない監督を嫌い上級生が抜け、弱体化したチームに恩田の他に加わったのが、中学時代に全国3位になりU-15日女子代表にも呼ばれていた曽志崎緑や、圧倒的なスピードでピッチを切り裂く周防すみれといった才能たち。日本代表で澤穂希のような活躍をした能見奈緒子がコーチとして招かれたこともあって、弱小だったチームに変化が起こり始める。 ヒグチ

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  • AKB48、ももクロ、でんぱ組.inc……“アイドル戦国時代”に刺激与えてきたグループの現在

    アイドル戦国時代と呼ばれ始めた時期から、約10年が経った。ちょうど10年前は、ももいろクローバーZと神聖かまってちゃんの伝説的なツーマンライブがおこなわれた。2月25日、SHIBUYA-AXで2組が激突したときの興奮は今も脳裏にはっきり刻まれている。当時は「アイドルなのにロックバンドとガチンコで対バン」は物珍しさがあった。禁断の領域へ踏み込んだようなワクワク感をいだいた。アイドルが仕掛けることの多くが新鮮に思えた時期。それこそがアイドル戦国時代だったのではないか。もももクロはそのなかでもかなり刺激的なグループだった。 アイドルらしからぬハードなパフォーマンスとトリッキーさも備えた多彩な音楽性を誇る、ももクロ。インターネットを駆使しながら自分たちの表現世界を拡大する展開と内面をかきむしるようなロックンロールを鳴らす、神聖かまってちゃん。ファンも含めて、お互いがそれまで築き上げてきたスタイルと

    AKB48、ももクロ、でんぱ組.inc……“アイドル戦国時代”に刺激与えてきたグループの現在
  • 日向坂46とオードリーの運命の出会い 名場面の数々生み出した『ひらがな推し』

    日向坂46の前身グループ・けやき坂46の冠番組『ひらがな推し』初のBlu-ray作品5タイトルが、3月31日に発売。司会を務めるオードリーと彼女たちの珠玉の名場面の数々が収録される。 加藤史帆はトーク番組『あちこちオードリー~春日の店あいてますよ?~』(テレビ東京)にゲスト出演した際に、「私たちとオードリーさんが出会ったのは運命だった」とコメントしていたが、多くのおひさま(※日向坂46ファンの呼称)が首を縦に振った瞬間だったのではないだろうか。今の良好な関係性を見ると、決して大袈裟な表現ではないと感じられる。 その運命の出会いとなった場所が『ひらがな推し』の初回収録。そこではメンバーが考える“MCになって欲しい人 ベスト5”が発表され、千鳥、はんにゃなどの名前が上がる中、唯一、オードリーと書き記したのは、日向坂46のエースとして活躍する小坂菜緒だった。この瞬間から若林正恭の“小坂贔屓”が始

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  • 日向坂46、宮田愛萌復帰果たした“春の大ユニット祭り” 多種多様なマッチングで見せたグループの魅力

    太陽の匂いを吸い込んだようなキラキラしたステージ、その裏で色んな葛藤を胸に歩んできた2年間。そんな彼女たちの明るさと覚悟を感じる2時間30分だった。 ――2019年3月某日。僕は雑誌の企画で丹生明里にインタビューを行った(※1)。「けやき坂46から日向坂46に改名すると聞いた時、どう思いましたか?」と尋ねると少し戸惑いの表情を浮かべながら、当時の心境を語ってくれた。「あの日、ダンスレッスンで私たち2期生は召集されました。そしたら急にビデオを観ることになって、そこで日向坂46に変わることを知ったんです。改名の瞬間はみんな泣いてました。あまりのショックに放心状態。すぐには現実を受け入れられなくて、VTRが終わってもみんな“えっ……?”みたいな異様な空気に包まれてました」。 日向坂46 それから月日は経ち、2021年3月26日。日向坂46はデビュー2周年記念配信ライブ初日公演を行った。今回は2日

    日向坂46、宮田愛萌復帰果たした“春の大ユニット祭り” 多種多様なマッチングで見せたグループの魅力
  • 麒麟 川島明も夢中に! NMB48 渋谷凪咲、芸人も舌を巻くアイドル界屈指のバラエティ力

    NMB48『恋なんかNo thank you!』劇場盤 CD Only 3月25日放送『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の恒例企画「芸人ドラフト会議」内で麒麟の川島明が4位に渋谷を指名。「アイドルなのに大喜利が強い」「反射神経&いつでも応える姿勢」と絶賛したのだ。川島が『アメトーーク!』にて渋谷の名前を挙げるのは、昨年7月に放送された「小物MC芸人」に続いて2度目。『トリニクって何の肉!?』(ABCテレビテレビ朝日系)で川島が渋谷に振った「西郷隆盛は何をした人?」という問題に対し、即座に「できるだけひとりで船を作った人」と答えたエピソードを紹介した。川島はほかにもインタビュー(※1)でこの時のことを、「秒でこの言葉を返してくる感性が平成世代の気なんですよ。僕は大喜利であんなにオモロイこと、とても言えないですよ(笑)」と渋谷のバラエティでの凄みを話している。 現在、バラエティ番組に引っ張

    麒麟 川島明も夢中に! NMB48 渋谷凪咲、芸人も舌を巻くアイドル界屈指のバラエティ力
  • 日向坂46 影山優佳、女優へのあゆみはここから始まる?  映画『かぐや様』出演を機に考える演技力

    日向坂46の影山優佳が8月20日から全国公開される映画『かぐや様は告らせたい2~天才たちの恋愛頭脳戦~(仮)』に出演することが発表された。子供の頃から女優になるのが夢だった(書籍『日向坂46ストーリー』より)彼女にとってうれしいオファーだったのではないだろうか。 日向坂46『ひなたざか』(通常盤) 同映画は赤坂アカによる同名の人気コミックを原作としたラブコメディ。2019年に第1弾が実写映画化され、生徒会長の白銀御行役を平野紫耀(King & Prince)が、生徒会副会長の四宮かぐや役を橋環奈が演じたことで話題を呼んだ。影山は生徒会会計監査の伊井野ミコ役を務める。彼女が女優としては映画に出演するのはこれが初となる。第2弾も大きな話題になるだろう。 日向坂46は、前身グループのけやき坂46時代にドラマ『Re:Mind』(テレビ東京)、翌2018年に舞台『あゆみ』で演技の経験を踏んだ。改名

    日向坂46 影山優佳、女優へのあゆみはここから始まる?  映画『かぐや様』出演を機に考える演技力
  • 日向坂46 高瀬愛奈は、グループの“最終兵器”? 『ひなあい』で明らかになったクレイジーな側面

    3月14日放送の『日向坂で会いましょう』(テレビ東京系/以下、ひなあい)では、高瀬愛奈をフィーチャーした「トークの盛りすぎ注意!高瀬愛奈の“それは盛ってるで~”!」を放送。メンバーたちの愛あるイジリにより、未だ謎が多い高瀬の素顔が引き出される回となった。 日向坂46『ひなたざか』(通常盤) “まなふぃ”の愛称で知られる高瀬愛奈は、大阪府出身の現在22歳。小学4年生から中学1年生までイギリスに住んでいた帰国子女で、英語、フランス語、ドイツ語も話せるグローバル少女として知られている。 さらには、関西弁を活かした毒舌系のツッコミキャラとしても重宝されており、その鋭い観点から『ひなあい』では“日向のJ.Y. Park”と呼ばれることも。かつては人見知りで引っ込み思案という印象だったが、『IDOL AND READ 022』の単独インタビューで語っていたのは、適応能力が高くあまり動じない性格だという

    日向坂46 高瀬愛奈は、グループの“最終兵器”? 『ひなあい』で明らかになったクレイジーな側面
  • 日向坂46、アンガールズ田中はもう一人のバラエティの師匠? 両者の絶妙な距離感

    2月28日放送の『日向坂で会いましょう』(テレビ東京/以下ひなあい)に、番組MC・オードリーの同期であるアンガールズ・田中卓志が2度目の来襲。日向坂46メンバーの悩み相談を受けてバラエティ処世術を伝授するというアイドル番組とは思えないお笑い講義回となった。 日向坂46『ひなたざか』(通常盤) 元々オードリー若林正恭と田中は、どちらが後輩かで言い争っている因縁(?)の関係である。日向坂46とは、応援マネージャーを務めた全国高校対抗eスポーツ大会『STAGE:0』をきっかけに良い関係を築いていた田中だったが、若林からの“後輩イジリ”が影響し、日向坂46にも飛び火している。そうした状況を受けて、同番組では「アンガ田中をメチャクチャにしましょうや!」と題した渡邉美穂提案のドッキリ企画を決行。これは、田中が日向坂46の悩み相談に乗るという内容のニセ番組に出演してもらいドッキリを仕掛けるというもの。番

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  • 日向坂46・影山優佳がYouTubeで示す存在感 深すぎるサッカー愛とバラエティIQの高さに迫る

    日向坂46のメンバー・影山優佳が、サッカー系YouTubeチャンネルで大暴れしている。 影山は、2001年5月生まれの現在19歳。2016年より日向坂46の前身にあたるけやき坂46として活動し、2018年6月に学業のため一時活動休止。その後、2020年に活動を再開し、現在に至る。 影山のキャッチフレーズは「あなたのハートにゲーゲンプレス」。かつて独ブンデスリーガ・ドルトムントの黄金期を築き、現在、英プレミアリーグ・リバプールの指揮を執る名将ユルゲン・クロップの戦術「ゲーゲンプレス」にインスパイアされて考案されたものだ。 知る人ぞ知るサッカー用語を自身の謳い文句にしていることからもわかる通り、そのサッカー愛は相当なもの。小学生時代に地元のチームでプレ―した経験を持ち、趣味はホワイトボードを活用したフォーメーション及び戦術の分析、また「よりサッカーを知りたい」との思いから中学2年生にしてサッカ

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  • 日向坂46、オードリー若林を魅了した“伝説の舞台”『あゆみ』とは? 今もなお語り継がれるグループの原点

    日向坂46、オードリー若林を魅了した“伝説の舞台”『あゆみ』とは? 今もなお語り継がれるグループの原点 日向坂46『ひなたざか』 (TYPE-A) なぜ、この『あゆみ』が伝説の舞台とされているのか。それは、後に『日向坂で会いましょう』(テレビ東京)のエピソードトークで『あゆみ』が何度も登場しているからだ。次々と事件や裏話が明かされていくにも関わらず、なかなか全貌が見えてこないことにオードリーの若林正恭は「舞台『あゆみ』どうなってんだよ!」とツッコミを入れ、これが番組だけにとどまらず、日向坂46を代表する名言の一つに。ラジオ番組『日向坂46の「ひ」』(文化放送)のコーナー「ワザトカワイイ」でも、小坂菜緒が「舞台『あゆみ』どうなってんだよ」を“ワザトカワイ”く披露しているほど、ファンには浸透しているセリフの一つとなっている。 このツッコミはここで終わりなわけではない。若林はさらに「素材持ってき

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  • 星野源が明かす、「創造」の背景にある創作へのスタンス「自分と他者との間に流れる川に橋をかける行為」

    昨年「うちで踊ろう」で一大旋風を巻き起こした星野源。2010年のソロデビューからちょうど10年という節目の年に、彼らしく時代に合った形で花を添えていた。大晦日の『NHK紅白歌合戦』で新たに2番を加えたフルバージョンの歌唱も記憶に新しい。そんな彼がこの度、新曲「創造」をリリースした。 「創造」は、『スーパーマリオブラザーズ』の35周年テーマソングとして人出演のテレビCMでも使用されている楽曲。ゲームの効果音や任天堂の作品を彷彿とさせるフレーズが散りばめられたことで、曲全体が楽しさで満ち溢れている。ゲームに心躍らせた幼い頃のみずみずしい感動が蘇るようだ。 この曲を作るにあたって彼は「久しぶりに腰を据えて作れる作品になったので生半可なものは作りたくない」と自らに高いハードルを課したという。曲に込められたマリオへの愛、影響を受けたという任天堂の物作りの精神、そして歌詞の背景にある自身の経験などを

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  • 芸能人YouTuber、2021年デビュー組に明暗 指原莉乃・松井玲奈・新井恵理那ら“飾らないチャンネル”に勢い

    芸能人YouTuber、2021年デビュー組に明暗 指原莉乃・松井玲奈・新井恵理那ら“飾らないチャンネル”に勢い 2021年も有名タレントのYouTubeデビューが止まらない。そんな中、デビューから1ヵ月も経たないうちに早くも明暗が分かれており、コロナ禍のなかで奔放な行動が問題視された石田純一のように、低評価が寄せられてしまったチャンネルもあれば、すでに人気を確立しつつあるチャンネルも出てきている。今回は好調なチャンネルを紹介するとともに、人気の理由を探っていきたい。 指原莉乃「さしはらちゃんねる」 まずは1月1日に待望のYouTubeデビューを果たした指原莉乃の「さしはらちゃんねる」。チャンネル開設当初も話題になったが、1ヵ月経たずに登録者数はすでに30万人を超え、順調に登録者数を伸ばしている。 芸能界でマルチに活躍しているとあって、彼女の知名度や人気はもちろん高い。しかし、視聴者が彼女

    芸能人YouTuber、2021年デビュー組に明暗 指原莉乃・松井玲奈・新井恵理那ら“飾らないチャンネル”に勢い
  • アイドルはもう「結婚=引退」ではない Negicco全メンバー結婚から考える、現代の多様な可能性

    2020年12月23日、アイドル界におめでたいニュースが飛び込んできた。新潟を拠点に活動するグループ、Negiccoのメンバーであるkaedeが結婚を発表した。Negiccoといえば2019年4月にNao☆、2020年6月にMeguが結婚を報告。ともに結婚後もアイドルを続けており、kaedeも同様にこれからも変わらず活動する。 Negicco『午前0時のシンパシー』 でんぱ組.incの古川未鈴も2019年9月、結婚を発表。2020年1月1日にオンエアされたラジオ番組『ミューコミプラス』(ニッポン放送)で古川は、でんぱ組.incの曲「WWDBEST」の〈業界ルールも変えたるけん〉という歌詞を引き合いに出しながら自身の結婚を語り、同番組の吉田尚記アナウンサーも「結婚をアリと言えるようになったことが、アイドル現場の進化を感じる」と相槌を打った。 古川は2021年1月、第一子妊娠も報告した。子育て

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  • 『逃げ恥』海野つなみが語る、現実の“曖昧さ” 「2人は子どもがいない夫婦になる選択肢もあった」

    2016年に連続ドラマで放送され、「恋ダンス」が社会現象となるほど人気を集めたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系※以下、『逃げ恥』)。ファン待望の続編となる新春スペシャルドラマが1月2日に放送され、日中を再び沸かせた。 サブタイトルに「ガンバレ人類!」とついた作は、原作漫画のストーリーに沿って、みくり(新垣結衣)と平匡(星野源)がママとパパに。出産、育児に伴う夫婦や会社、社会に対して様々な気づき、違和感を顕在化させ、お正月から日中を「異論!反論!オブジェクション!!」状態へと誘う。 さらに、ドラマオリジナルの展開として2020年の混乱も描かれ、変わりゆく社会に懸命に適応していく登場人物たちの姿が多くの人の心を打った。まだまだ混乱の続く2021年だが、明るく生きていこうという前向きな気持ちを貰える作品となったのではないだろうか。 連続ドラマの最終回同様に『逃げ恥』ロスが叫ばれる

    『逃げ恥』海野つなみが語る、現実の“曖昧さ” 「2人は子どもがいない夫婦になる選択肢もあった」
  • 日向坂46が貫く“誰もおいていかない姿勢” 休業やアクシデントを乗り越える本質的なグループ力

    2020年12月31日、日向坂46は『第71回NHK紅白歌合戦』で「アザトカワイイ」を歌唱して、「躍進の1年」を笑顔で飾った。そして、2021年1月1日にはさっそく年始の高視聴率番組『芸能人格付けチェック!これぞ真の一流品だ! 2021お正月SP』に小坂菜緒、佐々木美玲、加藤史帆が出演。ダンス問題を見事に正解しながら、最終問題の選択で「映す価値なし」になるという、番組的に美味しい活躍をみせて幸先のいいスタートを切った。 『ひなたざか』(Type-A) 日向坂46が躍進した理由として冠番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京)をはじめとした「バラエティ番組での対応力の高さ」が挙げられることが多いが、筆者が挙げたいのは「誰もおいていかない」姿勢だ。それは、けやき坂46として未来が見えないとしても笑顔で走り続けてきた経験に基づいているのだろう。 2020年8月に公開された日向坂46初のドキュメン

    日向坂46が貫く“誰もおいていかない姿勢” 休業やアクシデントを乗り越える本質的なグループ力
  • 日向坂46『ひなくり2020』に感じた“音楽劇”的要素 ライブ×演劇で発揮されるグループ独自の強み

    日向坂46が12月24日、配信ライブ『ひなくり2020~おばけホテルと22人のサンタクロース~』を開催した。公演全体を一のストーリーにするコンセプチュアルなライブは日向坂46の得意とするところだが、とりわけ『ひなくり』には明るくポップな物語性が現れる。今回は前年の『ひなくり2019』の物語を引き継ぎつつ、“空の世界に住むサンタクロースたち”の新たな冒険が上演された。 一年前と大きく違うのは、新型コロナウイルスの感染拡大を鑑みて、会場に観客を入れないオンライン配信のみの開催となったことだ。それは同時に、東京ドーム公演の大きな節目を観客と分かち合う至福の瞬間がペンディングされたことも意味する。この状況下で行なわれた『ひなくり2020』では昨年の世界観を踏襲する一方で、かつて観客と空間を共有してきた記憶、そしていつか再びライブ会場を共にする日への期待が、演出の端々にうかがえた。 この日のライブ

    日向坂46『ひなくり2020』に感じた“音楽劇”的要素 ライブ×演劇で発揮されるグループ独自の強み
  • Juice=Juice 宮本佳林は、光と影を内に抱える少女だったーー卒業公演とともに振り返る“アイドル人生”

    Juice=Juice 宮佳林は、光と影を内に抱える少女だったーー卒業公演とともに振り返る“アイドル人生” 12月10日、宮佳林がJuice=Juiceおよびハロー!プロジェクトを卒業した。日武道館で行われたこの卒業コンサートは6月に予定されていたものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響によって延期。あくまでも有観客での開催にこだわる宮人の意向を受け、感染予防対策を厳重に取ったうえで6500人の観客を集めて開催された。今後、宮はソロとして活動していく。 私にとって宮は、ハロー!プロジェクトの中でも特に思い入れのあるメンバーの1人だ。これまで様々な媒体でインタビュー取材をさせてもらったし、そのたびに新たな発見があった。雑誌の企画で松伊代や浅香唯と対談企画をセッティングしたときは、心酔するレジェンドを前に宮の緊張と興奮が爆発。相手の目を見ることもままならず、いかに自分が昭和の

    Juice=Juice 宮本佳林は、光と影を内に抱える少女だったーー卒業公演とともに振り返る“アイドル人生”
  • マキシマム ザ ホルモン、YouTube企画で試みた新たな実験 独自のメロディラインが形成するアーティストの“らしさ”

    マキシマム ザ ホルモン、YouTube企画で試みた新たな実験 独自のメロディラインが形成するアーティストの“らしさ” マキシマム ザ ホルモンがYouTubeの公式チャンネルで12月10日、17日の2週にわたり公開したスペシャル企画「ホルモンの新曲俺ならこう歌う選手権!!」が話題をあつめている。 同企画はホルモンの新曲を題材に、「原曲を聴かせず、いろんな人物にホルモンの新曲のサビのバックトラックと歌詞だけを渡し、自分流のメロディを乗せて歌ってもらうとどうなるのか?」を検証したもの。演奏と歌詞が同じでも、歌い手によってメロディの千差万別になるのか。それとも、演奏と歌詞が同じなら歌い手に関わらず似通ったものになるのか。 『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)で特集が組まれそうな、視聴者の好奇心をくすぐるナイスなこの企画。出演したボーカリストたちも豪華メンバー。ホルモンの番組だからこそ、

    マキシマム ザ ホルモン、YouTube企画で試みた新たな実験 独自のメロディラインが形成するアーティストの“らしさ”
  • 日向坂46×アンガールズ田中、着々と築かれる新たな関係性 『ひなあい 』企画で生まれた“大きな笑い”

    アンガールズ田中卓志がついに日向坂46の冠番組『日向坂で会いましょう(以下:ひなあい)』(テレビ東京)に出演。「時は来た!やっとこさ、わたしの番です!~アンガ田中をメチャクチャにしましょう~」と題したドッキリ企画が放送され、大きな盛り上がりを見せた。 日向坂46『ひなたざか』(通常盤) そもそも田中がこの番組に出演するきっかけとなったのは「第2回 企画プレゼン大会」で渡邉美穂が“どっきり企画をやりたい”と番組MCのオードリーに直訴したこと。その中でターゲットの候補者に挙がっていた、アンガールズ田中が選ばれた。しかし、多忙なアンガールズ田中のスケジュールが合わず、なかなか実現出来ずにいたが、今回満を持しての『ひなあい』出演となった。ちなみに、アンガールズ田中卓志と日向坂46メンバーは、この1年、ゲーム番組を中心に着々とその関係性を築いている。 今回の“ニセ番組収録”ドッキリ企画でもこれまで共

    日向坂46×アンガールズ田中、着々と築かれる新たな関係性 『ひなあい 』企画で生まれた“大きな笑い”