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2023年2月1日のブックマーク (3件)

  • 満洲で愚かさを記す|小川哲

    先日、第168回直木三十五賞に小川哲さんの『地図と拳』が選出されました。書は満洲を舞台に、日露戦争前夜から第二次世界大戦までの半世紀を、史実とフィクションを織り交ぜて描いた長編小説です。作の受賞を記念し、『ゲンロン11』に掲載された小川さんのエッセイを無料公開いたします。 稿執筆時、小川さんは『小説すばる』(集英社)にて「地図と拳」を連載しており、2018年には取材のために満洲を訪れていました。その訪問の翌年、『ゲンロン10』に掲載された東浩紀の満州にまつわる論考「悪の愚かさについて、あるいは収容所と団地の問題」を読んだ小川さんは、東が論じた「悪」の問題を通じて、小説家として自身が書くべき物語のあり方に思い至ります。『地図と拳』とあわせて、どうぞご覧ください。(ゲンロン編集部) 1 2017年の11月、僕は、『ゲームの王国』というカンボジアを舞台にした長編を書き終えて、短編の依頼など

    kaikaji
    kaikaji 2023/02/01
  • 直木賞受賞『地図と拳』、「満洲」をめぐる“歴史考証”のプロセスが圧巻だった…! 考証者が語る創作秘話(澁谷 由里)

    SF界の注目作家・小川哲による巨編歴史小説『地図と拳』が第168回直木三十五賞を受賞した。日露戦争後からの半世紀、満洲​のとある町という絶妙な舞台で、歴史・地理・風俗・文化の背景が緻密に描かれ、そこにダイナミックなドラマが展開するこの作品は、一読した読者を強力に惹きつけている。 この壮大な歴史ドラマはいかにして作られ得たのか。実は、作品の歴史考証には、ある中国史研究者が協力していた。『馬賊の「満洲」 張作霖と近代中国』(講談社学術文庫)の著者である澁谷由里氏がいま語る、創作と考証をめぐる秘話。 作家の「ツボ」を衝いた? カルト集団事件の研究書 第168回直木三十五賞受賞作『地図と拳』(集英社刊)の歴史考証を、『小説すばる』での連載開始前から単行刊行までの約4年間、筆者は手がけてきた。「満洲もの」を書きたいと志した著者の小川哲氏が、拙著を読まれて、担当編集者とともに筆者の研究室を訪ねて

    直木賞受賞『地図と拳』、「満洲」をめぐる“歴史考証”のプロセスが圧巻だった…! 考証者が語る創作秘話(澁谷 由里)
    kaikaji
    kaikaji 2023/02/01
  • 不毛な対日報復とゼロコロナ、中国が突然放棄の裏事情 編集委員 中沢克二 - 日本経済新聞

    日曜日だった1月29日午後、日中国大使館のホームページ上に、目を皿のようにして探さないと分からないほど小さな「お知らせ」が出た。クリックして開くと「日より、日国民に対する中国一般査証の発給を再開します」とある。中国政府が、対抗措置として打ち出した日人向けビザ発給停止を解除する、という意味である。事実上の報復は、中国からの渡航者に対する新型コロナウイルス感染症の検査導入など要件を厳格化

    不毛な対日報復とゼロコロナ、中国が突然放棄の裏事情 編集委員 中沢克二 - 日本経済新聞
    kaikaji
    kaikaji 2023/02/01