1990年代初頭の頃までは「個性のアメリカ」という感じで「制服」などは学生には不必要という見解が主流でした。 「自由の国・アメリカ」というイメージが私の中でも大きいです。 その中で、「制服」の導入を推奨したのが1993年に大統領に就任したクリントンでした。 その理由がまた、アメリカの実情を反映していて、ちょっと悲しい気分になりました。 制服は、貧富の格差やギャング問題に起因する暴力を防ぐために、低所得者層が住む都市の公立学校を中心に増えていきました。 「10代にしてジャケットを奪い合うような悲しい事件がなくなるように」というのがクリントンの演説の中身だったと言います。 そして一方では富裕層が通う私立学校でも、「子供たちの意識の向上」や「学校のブランディング」という観点から制服導入が増えていきました。 つまり、中間層は私服の学校が多く、富裕層と貧困層の両極に「制服導入」の増加がみられているの
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