…………総裁日誌…… 昨日の昼過ぎ 以前、葬儀を受注した女性のお母さんの遺骨を、合葬墓に納骨…… 49日は日曜日の夕方に前倒しで 彼女の会社の社長夫妻と社員、葬儀に関わった当社職員が参列し、厳かに式も終わる 私と専務は彼女の住む部屋へ後祭壇の片付けに行った。 彼女は母親の命も体も失い、心に穴が空いた様で疲れた顔をしてる でも…大丈夫!! 「手を出して!」 「差し出がましいですけど……」 私と専務は、小さなペンダントを渡した 私も専務も、母親や父親の遺骨を納める納骨堂やお墓を建てるお金が無く 二人とも親の遺骨を合葬墓に納めようとしていたから 結局、専務は私と後輩社長と出会い、納骨堂に納める事が出来たけど 私は両親の遺骨を納める日になっても手放せず、自宅アパートのベッドの枕元で、暫く一緒に過ごしていたし 大切な人が、目に見えなくなったり、触れる事が出来なくなる時、寂しさと、 自分が完全に一人き