漁師とタッグを組んで、水深200メートル超の海にすむ深海魚の新種や希少種を次々と見つける「先生」がいる。元名古屋大准教授の氏原温(あつし)さん(65)=愛知県大府市。10年前から漁港に通い、いまでは漁師らの競りの準備を手伝い、あがった獲物に目を凝らす。 11月中旬の昼すぎ、同県南知多町の豊浜漁港に、志摩半島沖などで底引き網漁を行う漁船「幸栄丸」が入ってきた。漁師らがメアジやホウボウなど旬の魚を降ろし、種類ごとに分けていく。「先生」と呼ばれる氏原さんも輪に加わり、慣れた手つきで一緒に仕分けを始めた。30分ほどで終えると、魚の種類を記録していく。
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