ルーターやネットワーク接続ストレージ(NAS)といった組み込み機器、広義のInternet of Thing(IoT)を狙った攻撃が世界的に拡大しており、セキュリティ企業が相次いで警告を発しています。 終息どころか拡大、ルーターを狙う「Roaming Mantis」 2018年5月21日にはカスペルスキーが、ルーターをターゲットにした「Roaming Mantis」の拡散が、4月の公表以降も続いていると指摘し、あらためて注意を呼び掛けました。このマルウェアは、ルーターに感染するとDNS情報を書き換え、それを介してインターネットに接続しようとするユーザーに、悪意あるAndroidアプリをダウンロードさせようとします。 カスペルスキーによる、Roaming Mantisの悪意あるファイルの検知数(5月1~10日)。4月と比べると韓国、バングラデシュ、日本での検知数は下がったが、ロシア、ウクライ