古代トルコ文字の碑文出土=モンゴル東部の遺跡-阪大など調査 モンゴル東部の遺跡から出土した、古代トルコ文字(突厥=とっけつ=文字)が刻まれた大型石碑(モンゴル科学アカデミー歴史・考古学研究所提供) 大阪大の大沢孝教授は8日、モンゴル東部の「ドンゴイン・シレー碑文遺跡」で、古代トルコ文字(突厥=とっけつ=文字)が彫られた大型石碑14本が出土したと発表した。モンゴルの科学アカデミー歴史・考古学研究所との共同調査で、これまでに見つかった突厥碑文で最大級という。 遺跡は6~8世紀に存在したトルコ系遊牧民の国「突厥」の王侯の墓か、祭祀(さいし)を行った場所とみられ、石碑のうち少なくとも12本は中央部のひつぎを入れる「石槨(せっかく)」を取り巻くように立っていた。 石碑は全長4~6メートルほどで、花こう岩に彫られた碑文が読み取れるほか、「タムガ」と呼ばれる部族の印章も計100個以上刻まれている。大沢教
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