エルサレム(CNN) エルサレム郊外のエラの谷で、最古と見られる約3000年前の古代ヘブライ語が書かれた陶片が見つかった。死海文書を約1000年近くさかのぼる、ダビデ王時代のものと見られる。 陶片が見つかったのは、エラの谷の要塞があったと見られる跡地の発掘現場。ヘブライ大学のヨゼフ・ガーフィンケル教授によると、陶片の大きさは縦・横15センチ四方で、黒い線で分けられた5行の文字列が見えるという。 文章の解読はまだ実施していないが、「司法」や「奴隷」「王」といった単語の語源となる言葉が読み取れることから、司法関連文書ではないかと考えられている。 陶片に書かれた文書や、同時に見つかった発掘物などを調査することで、古代ヘブライについての研究がさらに深まると期待されている。