爆速で中止が決まったヤフーのイー・アクセス買収騒動――今後、ソフトバンクとイー・アクセスの一体化が実現するか?:石川温のスマホ業界新聞(1/2 ページ) すべては「茶番」だったのか。 5月19日、ソフトバンク、ヤフー、イー・アクセス、ウィルコムは6月2日に予定していたヤフーによるイー・アクセスの買収を中止するとあっさりと発表した。このリリースを受けて、ほとんどの業界関係者がずっこけた。 宮坂学ヤフー社長は「第4のキャリアにはならない。日本初のインターネットキャリアになる」と宣言。孫社長も決算会見でインターネットキャリアを「新成長戦略」と語っていたにも関わらず、3240億円の買収を撤回するとは、孫社長らしい潔い決断だった。 今回のヤフーへのイー・アクセス売却中止は「周波数割り当てが会社からグループ別になりそうだから」とか「株式を売却して現金を確保する必要がなくなった」など、様々な憶測が飛び交