米国防総省の測位衛星システムのGPSは、軍用と民生用の測位信号を発信するように設計されていた。軍用コードをPコード(Precision Code)、民生用コードをC/Aコード(Clear and Acquisition Code)と言い、Pコードは暗号化されていて民間の測位機器は利用できない(干渉測位という、2基の測位機器を利用する測位には使える)。測位の精度は、Pコードで10m程度。これは真の位置を中心に半径5mの円を描くと、ほぼその中に測定値が収まるという意味である。真の値からのずれは5m程度と言ってもいい。 本来ならば、C/Aコードでも同程度の精度が出るのだが、GPS衛星システムが部分的に稼働し始めた1980年代初頭から、米国防総省はSA(Selective Availability、選択利便性:精度劣化措置)という運用ポリシーを、C/Aコードに課していた。 SAは「C/Aコードの測
世界初という太陽電池で駆動するGPS内蔵腕時計をセイコーホールディングス、セイコーウオッチ、セイコーエプソンが開発し、9月下旬に発売する。世界のどこでもGPS衛星からの電波で時刻を自動的に修正し、いつでも正確な時刻を得ることができるという。 開発したのは「セイコー アストロン」。ブライトチタンモデルが19万9500円から、ステンレススチールモデルが15万2250円から。 内蔵GPSモジュールでユーザーの現在位置を測位し、現在位置のタイムゾーンに合わせて時刻を表示する。操作はボタンを押すだけで、一度合わせればGPS衛星から時刻情報を定期的に受信し、時刻を修正する。電波時計で使う標準電波が届かない地域でも、GPSの電波を受信して時刻の精度を維持できるという。 GPSモジュールはエプソンが開発。従来のモジュールと比べ5分の1まで省電力化し、新構造の小型アンテナと組み合わせることでソーラーウオッチ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く