マレーシアの携帯電話事情は2011年10月に「クアラルンプール編」でお伝えした通りだが、今回はより高速なWiMAXのプリペイドサービスを使ってみよう。 マレーシアは大手3社と新興の1社が3Gサービスを展開しており、各社がプリペイドサービスも提供する。クアラルンプール国際空港のイミグレーション手前に、以前は2社あったSIMカード販売カウンターが2012年7月現在は3社に増えており、選択肢が広がった。だが2011年当時も書いたように、マレーシアのプリペイドSIMカードは購入後にすぐに利用できない場合があり、海外渡航者としてはやや不安な部分があるのは残念なところだ。 一方、WiMAXの事業者も2社あり、これらは家庭用・移動用それぞれのサービスを提供している。後発のYTLは「Yes」というブランドで首都クアラルンプールを中心にマレーシア全土にサービスを広げている通信事業者だ。同社の目立つロゴを掲げ
フランスの基本と通信事情 パリはあえて語る必要はないほどよく知られている街だろう。ヨーロッパの政治・経済の重要な拠点の1つで、日本からの観光客も多い。フランス共和国の首都パリは2つの空港があり、ヨーロッパ各地と高速鉄道網でも結ばれている。通貨はユーロ、2012年3月現在のレートは1ユーロが約111円前後だ。 パリ市内には地下鉄が縦横に走っており、日本で言えばJRのような近距離列車も乗り入れている。1日券などを買えばエリア内が乗り放題となるので観光にはぜひ活用したい(ま、このあたりは数多くのガイドブックやネットの情報があるので困ることはないだろう)。市内の移動は日本の大都市と同様にほどほど容易だが、乗り換え駅で結構歩かされるあたりは古い路線だから仕方ないところだろうか。 そういえばヨーロッパ全般に言えることだが、観光地や大きな駅などにはスリが多いので注意が必要である。今回は筆者もパリ北駅で著
イタリアの基本と通信事情 ヨーロッパに限らず、海外では携帯電話をプリペイド契約して利用する人が多いのをご存じだろうか。中でもイタリアはその比率が高く、携帯電話といえばプリペイドで使うもの──という意識が一般的になっている。 もっとも、最近は回線契約することでスマートフォン価格を割り引く販売スタイルも増えているのだが、さておき、当地利用者でのプリペイド比率が高いということは、海外渡航者も現地回線を導入しやすいということでもあるわけだ。 今回訪れたイタリア・ミラノは、国内では首都のローマに次ぐ人口を擁する都市。イタリアにおける金融や工業の中心で、ファッションの流行発生地でもあり、観光地としても有名である。それは「ミラノが稼ぎ、ローマが使う」と揶揄(やゆ)されるほどほどで、観光客の割合は男性よりも女性のほうが多いかもしれない。通貨はユーロ。2012年4月現在、1ユーロは約107円だ。 前回の「フ
海外旅行・海外出張、現地でのスマートフォン/PC用のデータ通信手段はどうするか。特にスマートフォンは、海外でも地図アプリや列車乗り換えアプリ、店舗情報アプリ、翻訳アプリなどの機能が大変役立つので、ぜひ便利に活用したいところだ。 海外でも使えるデータ通信手段としては、国内通信事業者の海外ローミングサービスを利用するのも手軽だが、海外定額プランを例にすると1日2000円前後から3000円前後と料金は少々高額。それなら、1日“数百円”からと割安に利用できる「現地でプリペイドSIMカード、あるいはプリペイド製品を入手する」方法もぜひ検討してみてほしい。 今回は、現地のナマ情報を体験談とともにお伝えする香港在住の携帯電話研究家 山根康宏氏の好評連載「海外プリペイドSIM導入マニュアル」より、改めて海外プリペイドSIMカード・製品、および料金を国・地域別に一覧化した。こちらは本編で紹介した製品・サービ
CES開催“前前前日”に“プリペイドのWiMAX”を買ってしまった:2012 International CES(1/2 ページ) 実質的には“明日”から始まる2012 CES これが始まらないと年も明けないという関係者も多い「2012 International CES」が、1月10日(現地時間)から米国のラスベガスで始まる。PC USER取材班が現地に到着した1月7日(現地時間)は、正式開催の“前前前日”だが、例によって、その年のCESで登場する注目展示が集まる「CES Unveiled」が開催前前日の8日夕方(現地時間)に行われ、これが実質的にCESのスタートとなる。 ここでは、現時点までに予定されている基調講演やカンファレンスを紹介して、2012 CESの注目ポイントを“予習”しておこう。 CES Unveiledのあと、翌9日には、今回でCESの参加を最後にすると宣言したMicr
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く