電話番号などの情報が書き込まれたSIMカードは、携帯電話を使う上でさまざまな役割を担っている。SIMカードがないと基本的にキャリア網での通信や通話はできない(SIMに非対応の一部機種を除く)。SIMカードを日常的に入れ替えることは少ないだろうが、機種変更前のケータイを使ったり、海外で他のSIMを入れて使うといったシーンも想定される。しかし、すべての機種でSIMの交換ができるわけではない。SIMの形状も、最近はmicroSIMタイプのカードが増えつつある。こうしたSIMの仕様はキャリアや機種ごとに異なるので、あらためてまとめた。 形状:microSIMが半数以上に、SIMのサイズ変更は可能? 2011年半ばから、従来のSIMよりも小さい「microSIM」を採用するモデルが増えており、今回確認した46機種のうち、27機種がmicroSIMを採用している。auは2011年秋ごろまでのモデルは通
SIMやICカードを手掛ける独Giesecke & Devrient(G&D)は11月11日(現地時間)、iPadやiPhone 4Sなどに採用されているmicroSIMより60%小さい「nano-SIM」を発表した。 現行のSIMには、標準的な25×15ミリのものと15×12のmicroSIMがあるが、nano-SIMは12×9ミリ。厚さも15%薄くしたという。 現在多数の携帯キャリアにテスト用のサンプルを提供している。欧州では2011年末に欧州電気通信標準化機構(ETSI)を通過する見込みで、2012年には同SIM搭載の端末が登場するとしている。 Giesecke & Devrientは1852年創業のミュンヘンに拠点を置くセキュリティソリューション企業。SIMカードの他にICカードや紙幣印刷システム、シングルサイオンソリューションなどを手掛ける。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く