ディー・エヌ・エー(DeNA)は1月10日、昨年10月23日に公開したスマートフォン向け無料通話・メッセージアプリ「comm」のダウンロード数が、昨年12月末までに500万を突破したと発表した。3カ月で500万は「いいペース」(同社の守安功社長)だが、目標としていた1000万には遠く、「LINEさんが強い」と守安社長は率直に語る。 commの基本機能はLINEとほぼ同じだが、通話音質を売りにしており、実名で利用するのが特徴。同社は年末にかけ、吉高由里子さんなどが出演するテレビCMを放送したり、全スタンプを無料提供するなどマーケティングを強化してきたが、国内だけで3700万ユーザーを獲得し市場を席巻するLINEを相手に苦戦している様子だ。今後は「LINEにないコミュニケーションを作っていくのが大事」と守安社長は話している。 関連記事 年内1000万ユーザー獲得へ 「実名×クローズド」に賭ける