東京都心から西へ約30キロメートルの丘陵地帯に広がる多摩ニュータウン。同地域と都心とを結ぶ鉄道は京王電鉄相模原線と小田急電鉄多摩線の2路線があり、永山と多摩センターの2駅は両線が隣接しているが、都心部への足といえば京王線というイメージが強い。 以前から新宿方面や都営地下鉄新宿線に直通する列車が多数走る京王線に比べ、小田急は長らく折り返し列車が大半で「支線」の色彩が濃かったためだ。 だが、この十年ほどで様相は変化しつつある。小田急が発表した2016年度の小田急多摩センター駅乗降人員は5万0585人で、初めて5万人の大台に乗った。対して京王多摩センター駅は8万7551人で、いまだ3万人以上の開きはあるものの、かつては京王の半分に満たなかった小田急が6割近くまで追い上げている。 小田急は2018年春に複々線が完成し、ダイヤ改正で朝ラッシュ時のスピードが向上する予定。一方、京王も来春から、同社で初
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