鹿島(社長:押味至一)は、都市部の道路トンネルなどを開削工法により構築するにあたり、構造物を完全にプレキャスト化する「スーパーリング工法」を開発しました。本工法は、高品質な地下構造物を少ない人数と資機材で施工することにより、従来の場所打ちコンクリートによるボックスカルバートと同等のコストながら、現場で必要な作業員数を約90%削減するとともに、躯体構築の工程も約50%短縮できる画期的な工法です。 今後、2車線の道路トンネルを想定した実物大の実証実験を、橋梁、シールド等におけるプレストレスト技術を有する三井住友建設(社長:新井英雄)と共同で実施し、さらなる生産性向上に向けて、施工方法の検証を行っていきます。 開発の背景 建設業では、将来的な熟練作業員不足が懸念される中、現場作業の省力化による生産性の向上が喫緊の課題となっています。従来、都市部の開削トンネル工事は、場所打ちコンクリートによるボッ
円形・矩形・馬蹄形などの自由断面を掘削 硬質地盤や地中障害物切削に威力を発揮 カッター機構部のリユースにより別のシールド機に転用可能 鹿島(社長:中村 満義)と川崎重工 (社長:大橋 忠晴)の2社は、円形・矩形・馬蹄型など多様な断面に対応でき、硬質地盤や地中障害物切削に威力を発揮する、シールドトンネル掘削のためのアポロカッター工法*を開発し、このたび、この工法に採用されるシールド掘進機が完成しました。 アポロカッター工法は、多様な断面を掘削でき、カッターが高速で回転するために硬質な地盤にも適用できることが特徴であります。具体的な掘削工法は、密閉型シールド掘進機先端部のメイン回転ドラム(公転ドラム)上に揺動フレームを介して回転式カッターヘッドを設置し、カッターヘッドが高速で回転(自転)しながら、公転ドラムによって公転を行うことで掘削する、シールド掘削機構としては今までに無い工法です。 本工法
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く