ムーアの法則終息により、半導体業界は変化する 米国計算機学会(ACM:Association for Computing Machinery)は2017年6月23~24日、米国カリフォルニア州サンフランシスにおいて、「Alan Turing Award」の50周年を記念するイベントを開催した。その中で専門家たちがパネルディスカッションに登壇し、「半導体およびコンピュータ業界は今後、ムーアの法則が終えんすることにより、変化していくだろう」と主張した。 専門家たちは、「半導体やシステム、ソフトウェアなどのさまざまな技術は、今後も進化し続けていくが、今までと同じペースでというわけにはいかない。半導体業界やシステム業界は現在のところ、CMOS微細化に代わる新しい技術を確立できていないため、今後は垂直統合へと再形成されていくのではないだろうか」と述べる。 かつて米スタンフォード大学(Stanford
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