ホンダは10月30日、100%子会社で太陽電池システムの生産を手がけるホンダソルテック(熊本県菊池郡大津町)の事業を終了し、太陽電池の製造・販売から撤退すると発表した。2014年春に事業を終了し、会社を解散する予定。受注は、2014年2月中旬で終了する。これまで販売した太陽電池システムのアフターサービスは、ホンダグループのホンダ開発を窓口とし、引き続き同様のサービスを提供するという。 ホンダソルテックは2006年に設立され、化合物系太陽電池の1つである「CIGS太陽電池」を独自開発し、生産してきた。熊本県の工場に約70億円を投資して、年産約30MWの生産設備がある。CIGS太陽電池は、銅、インジウム、ガリウム、セレンからなる化合物をガラス基板上に薄膜を形成する。幅広い太陽光に反応する性質により、影、熱、天候などの影響を受けにくい太陽電池として、評価を得てきたが、変換効率が約13%にとどまり
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