羽田空港と東京都心を結ぶ新しい鉄道路線の構想について、JR東日本は、着工に向けて環境への影響を審査する環境アセスメントの手続きを、ことし6月までに始める方針を明らかにしました。3年間で評価書をまとめ、早ければ2029年の開業を目指すということです。 JR東日本の深澤祐二社長が、今後の経営ビジョンについて東京 千代田区の日本記者クラブで講演を行い、明らかにしました。 新しい鉄道路線は、羽田空港と、それぞれ東京駅、新宿駅、それに新木場駅を結ぶ3路線が計画されています。 これにより、東京駅との間の所要時間は、従来の30分前後が18分に、新宿駅とは40分余りが23分に、新木場駅とは41分が20分に短縮されることが見込まれています。 JR東日本は、現在は使われていない貨物線を活用するほか、東京貨物ターミナルから羽田空港までの約5キロの区間の地下に、新たにトンネルを整備することにしていて、着工に向けて
JR東日本は8月19日、羽田空港と都心を結ぶ新線「羽田空港アクセス線」を整備して東京・新宿・新木場の3駅方面と空港を直結する計画を明らかにした。新線は羽田空港第1・第2ターミナルの間に設ける「羽田空港新駅」から既存貨物駅の「東京貨物ターミナル」(東京都品川区八潮3)までを結ぶ約6kmの地下ルート。その先は既存線を活用した3方面へのルートを整備して都心部までつなげる。同日開催された国土交通省交通政策審議会で同社が説明した。 羽田空港アクセス線構想の概略図。京浜急行線や東京モノレールと異なり海側からアプローチ。国内線ターミナル付近を通り、国際線ターミナルを終点とするJの字を描く(資料:JR東日本) 3ルートのうち東京や浜松町へつながる「東山手ルート」は、アクセス線の北側で休止中の貨物線(大汐線)を経由して東海道線に合流して東京駅へ至る。両線をつなげるために田町駅付近に「大汐短絡線」を新設する。
2020年の東京オリンピック開催を機に羽田空港の利用拡大が見込まれるなか、JR東日本は、東京都心と羽田空港を結ぶ新しい鉄道路線を整備する検討に入りました。 課題となっている都心の交通インフラ整備を巡る検討作業が、本格的に動き出すことになります。 関係者によりますと、JR東日本が検討に入ったのは、山手線の田町付近から海岸部を通って羽田空港方面に向かう現在休止中の貨物線を活用した新しい鉄道路線です。 空港付近でトンネルを造って貨物線と空港とを直結させ、都心から列車が直接乗り入れるルートを軸に検討を進める方針です。 2020年の東京オリンピック開催を機に羽田空港の利用客がさらに増加することが見込まれるのに対し、JR東日本は、子会社の東京モノレールでは輸送力に限界があるため、今回の新線の整備によって、増大する需要を確実に取り込みたいねらいがあります。 JR東日本は、今後、新線の実現に向けて、建設費
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